新年明けましておめでとうございます!
まさに「あっ!」という間の一年間でございました…(笑)
振り返れば2017年、諸々の事情で、ブログ開設以来初の長期間更新が滞るという屈辱?の一年間でありました。(苦笑)
更新したワインの本数こそ例年と比べると激減してしまいましたが、2017年もおかげさまで数多くのワインと出会うことができました。
その中から、毎年恒例の“日々是葡萄酒大賞”…今年はTOP3を発表させていただきます!
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☆第3位☆ シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブラン
■ヴィンテージ/2010年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、グラーヴ、ペサック・レオニャン、マルティヤック
■生産者/シャトー・スミス・オー・ラフィット
■原産地名称/A.O.C.ペサック・レオニャン
■セパージュ/ソーヴィニョン・ブラン(90%)、ソーヴィニョン・グリ(5%)、セミヨン(5%)
■ALC/13.5%
舌にまとわりつくような凝縮感ある柔らかな果実味としなやかで丸みのある酸味の一体感ある心地良いフレーヴァーがアタックから広がり、余韻に向けてはビター感を伴ったコクと厚みのあるエレガントでシルキーなテイストが永遠?と思えるほど長く続きます。
これぞボルドー産VIN BLANCの底力、その味わいの奥深さと幅の広がりが飲み手に至福の時を感じさせてくれる、まさに官能的なワインでした。
見つけたら絶対買うべし!笑
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☆第2位☆ ガヤ・バルバレスコ
■ヴィンテージ/1967年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州、バルバレスコ
■生産者/ガヤ
■原産地名称/D.O.C.バルバレスコ
■セパージュ/ネッビオーロ(100%)
■ALC/13%
口に含んだ瞬間から、ベルベットのように柔らかくまろやかな果実味とキメ細やかで落ち着きある優しい酸味が五臓六腑に染み渡ります。タンニンは50年の時を感じさせない心地良い強さを持ちつつも、どこまでもシルキー。余韻に向けては、それぞれのテイストが混然一体となった複雑で奥深いフレーヴァーが持続します。
半世紀という悠久の年月を経ても色褪せていない、まさに「イタリアンワインの女王」というべき風格と気品に溢れた味わい。
これぞワインの魔力! 飲み手は陶酔の中、ただただひれ伏すのみなのでした。(笑)
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そして…栄えある?2017年の大賞は…!
☆第1位☆ ポッジョ・ディ・ソット/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
■ヴィンテージ/2006年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、モンタルチーノ
■生産者/ポッジョ・ディ・ソット
■原産地名称/D.O.C.G.ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ(100%)
■ALC/14%
柔らかくまろやかな果実味と緻密で伸びやかな酸味、洗練されたビロードのようなタンニン、各々がまさに三位一体となった、質感豊かでありながも、どこまでもエレガントでバランスのとれた優雅なテイスト。余韻にはビターかつドライなニュアンスを伴った熟成感と複雑性のあるフレーヴァーが口中に広がり、味わいにさらなる幅の広さと奥深さを付与してくれます。
ブルネッロ特有の美しい酸味はもちろん健在ですが、どちらかと言えばブルゴーニュのピノ・ノワールのエッセンスも強く感じる味わい。
程良く熟成したニュアンスがありながらも、フレッシュ感も失われておらず、芳醇でありながらも、口当たりはどこまでもシルキー。
今まで出会ってきたワインの中でも、究極のフィネスを感じることが出来る“至高”の一本。
文句なしの2017年“第1位”!ホント素晴らしいワインでした。
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さて、迎えた2018年、当ブログも6年目に突入!
突然ワインに目覚めた親父が…気付けば「ワインエキスパート」の資格を取得し、何と何と「酒販業界」にまで転職(苦笑)してしまったという、“全く持って何を考えているのやら”的な波乱万丈?の現在を過ごしているわけですが…いつまでたっても「初心忘れるべからず」の精神で今後もワインを楽しむ立場の視点からこのブログを更新していく所存ですので…是非生温かい目で見守ってやって下さい!(^_-)-☆
そんな訳で…2018年、今年はどんなワインと出会えるのでしょうか?…まあその前に、激務の中、どれほど更新できるでしょうか?…ですかね?笑