2015年 日々是葡萄酒大賞 | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

2016年の幕開け!当ブログも4年目に突入の年となりました。

相変わらずのマイペースな更新ですが、気力と体力の続く限り続けていければなと思っていますので、今年もよろしくお願いします。

そんなわけで…ワインに関して全くのド素人だった自分が、まさかの“ワインエキスパート”の資格取得をするという記念すべき年?(笑)となった2015年。

今回は年明けとなってしまいましたが、恒例の“日々是葡萄酒大賞”(2015年)を発表させていただきます!


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ピュイグロー


■ヴィンテージ/2010年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、コート・ド・フラン
■生産者/シャトー・ピュイグロー
■セパージュ/メルロー(60%)、カベルネ・フラン(25%)、カベルネ・ソーヴィニョン(10%)、マルベック(5%)
■ALC/14.5%

瑞々しい果実味とキリッと締まりのある酸味が調和。タンニンはしっかりとした厚みがありながらもピュアな印象で、上手く溶け込んでおり、全体的に美しく流れるようなエレガントなテイストが感じられます。

まだまだ若々しい印象こそありましたが、今いただいてもそのクオリティの高さに「脱帽」の気品あるワインでした。


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レキリブリスタ・ティント


■ヴィンテージ/2010年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/スペイン
■生産地/カタルーニャ州
■生産者/カ・ネストラック
■セパージュ/シラー(45%)、ガルナッチャ(30%)、カリニェナ(25%)
■ALC/14.5%

果実のまろやかな旨味とキレのある爽快な酸味から、力強さと柔らかさが同居したタンニンが口中に広がり、余韻として心地良いスパイシーなフレーヴァーが持続します。

ワイン名である“レキリブリスタ”とは、エチケットにも描かれている“綱渡り師”を意味する言葉なんだそうですが、そのネーミングに相違ない絶妙な味わいのバランス加減を感じることができる1本でした。


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チャカナ・エステート・セレクション/マルベック


■ヴィンテージ/2013年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/アルゼンチン
■生産地/メンドーサ州、ルハン・デ・クージョ
■生産者/チャカナ・ワイナリー
■セパージュ/マルベック(100%)
■ALC/14%

凝縮感あるふくよかな果実味と絶妙な切れ味の酸味を骨太ながらもとても滑らかなタンニンが包み込んだ心地良いテイスト。
そのニュアンスが、余韻に向けても長く続きます。

2011年ヴィンテージが86pt、2012年が84pt…もう当ブログの常連?ワインといっても間違いないですね(笑)。
このお値段でこの品質…2013年ヴィンテージも変わらぬ安定感ある味わい、流石です。


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☆第2位☆ カレラ/ライアン

カレラ・ライアン


■ヴィンテージ/2005年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/アメリカ
■生産地/カリフォルニア州、セントラル・コースト、サン・ベニート、マウント・ハーラン
■生産者/カレラ・エステート
■セパージュ/ピノ・ノワール(100%)
■ALC/14%

豊かながらも口当たりが軽快な果実味に優しく柔らかな酸味が溶け込んだ優雅さが感じられるアタックから、膨らみのあるシルキーなタンニンのフレーヴァーが、余韻として心地良く持続します。

“カレラ”…その品質と評判、何を今更?と言った感じのメジャーなワインではありますが(笑)、フランス的な「柔」とアメリカの「剛」が合体した、野性味ある優雅な味わい…納得の出来栄えでした。


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そして…栄えある?2015年の大賞は…!

☆第1位☆ パレオ・ロッソ

パレオ・ロッソ


■ヴィンテージ/2010年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、ボルゲリ
■生産者/アジィエンダ・アグリコーラ・レ・マッキオーレ
■セパージュ/カベルネ・フラン(100%)
■ALC/14.5%

熟した濃厚な果実味をそれに負けることのないキレとコクを伴った伸びやかな酸味が包み込んだ奥深く幅広い味わいから、屈強ながらも緻密さが感じられる洗練されたタンニンが口中に広がります。

低価格帯でも高品質のワインと出会えることが、ワインの魅力であり、醍醐味のひとつと言えると思います。
「ワインは値段じゃないよね?」
な~んて自分も良くそう言ってるんですが(笑)…今回“第1位”に選出した“パレオ・ロッソ”…一般的には“お高い”んですが(汗)、それを加味しでも凄かったです。
正直、まだまだ若さが感じられるんですが、それでもその懐の深さというか、味わいの膨らみというか、ちょっと他のワインとは次元が違うと、今いただいてもそう思わせてくれる、“間違いない”出来栄えのワインでした。

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おかげさまで、2015年もたくさんのワインと出会えることができました。

さて2016年、どんなワインと巡り会えるのでしょうか?…今年もワクワク、ドキドキです。
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