独自の路線で本日も更新致します。
今回のテーマは「哀愁」
秋が近づきつつある最近にはピッタリのテーマかと思います。
人間の哀愁を描かせたら右に出るものはいない
アメリカの名監督
ウディ・アレン監督の
哀愁映画特集をお届け致します。
まずは1本目
ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱く…
主人公ギルの成功はしていても
心の奥底にある本当の夢への羨望。
現実と憧れの狭間に揺れる彼の姿は
正しく哀愁漂う姿なのです。
パリの町並みと芸術家の軌跡を辿るようなカメラワークが更にえもいえぬ寂しさを演出するのです。
続いてはコチラ
ウディ・アレン扮する売れっ子TV作家のアイザックは小説家に転向するか否かで揺れている。
そして彼の周りに現れる女性との恋との間でも揺れる彼は一転二転とすることになる。
果たして結末は…?
一転二転と次々と恋をしていくアイザックに周囲は振り回されて
最終的には…。
これ以上は皆さんの目でお確かめ下さい。
どうでしょうか?
偶然にも2つの都市で似たようなストーリー。
これがウディ・アレンなのです。
人よりは恵まれた生活を送ってはいるが決して納得のいくものではない現実と
焦がれながらも手を伸ばせずにいる理想。
この間で主人公が揺れ動く姿こそがアレンの描く「哀愁」なのです!!
そして、いつもエッセンスと言わんばかりに散りばめられる「恋」
これが更なる哀愁を引き出し
映画に儚げな印象を与えるのです。
そして、ウディ・アレンといえば
特徴的なルックスもまた魅力。
一見インテリ然とした彼は
実のところは恋多きロマンチストとして様々な浮名を流してきたことでも有名であり
数多くの恋の名言をも残してきたのです
長続きするたった一つの恋は片想い。
恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、 恋をしてはいけない。 でも、そうすると、 恋をしていないということで また苦しむことになる。
どうですか?
様々な恋をして傷つきながらもまた、恋をする。
哀愁とはロマンチックなのだと教えてくれるウディ・アレン
彼の映画で芸術の秋を過ごしてはいかがでしょうか?