MORTAL DOWNER / DIR EN GREY
最近のアルバムはあまり刺さらなかったのですが、これはスマッシュヒットでした。ライブもよかったです。
2026年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4426ページ
■不能犯 7
4月1日 著者:宮月 新、神崎 裕也
悪と正義が糾う第七巻。なかでも最初と最後のストーリーがハイライトであり、悪を追う刑事の周りでは、また一人また一人と命を落としてゆくことになるのでした。不能犯を始末する為に一計を案じるも、逆に利用され闇へと堕ちてゆく。そんな最後の一篇は実にトラジックな結末であり、ここからまた新しい動乱を予感させてくれます。そして、真ん中二篇は一話完結のストーリーであり安定の面白さ。DV被害者を匿う男、妬みと蔑みのガールズバンド。己の欲望のために愚を犯した者は、その報いを受けることになる。どこまでも業が深い、シリーズ7巻目。
■奇面館の殺人(下)
4月5日 著者:綾辻 行人
仮面で表情を隠された家主と探偵と招待客、そしてその仮面の館で起こった殺人事件。そんな特異なシチュエーションにまず胸高鳴るものがあります。再読なので全て知っている状態だった訳ですが、最初から読み直してみるといろんな場所に伏線が敷かれていることが分かり、それらを拾っていくのが楽しい作業でした。犯人が判った後に語られる吃驚驚倒の真実も、やはりインパクト強。シリーズにおいて、そこまで派手な趣向というわけではないかもしれませんが、ミステリーの楽しさが純な形で味わえると思うので、自分の中ではとてもフェイバリットです。
■鋏の記憶
4月7日 著者:今邑 彩
■AXアックス
4月9日 著者:伊坂 幸太郎
妻がぴくりと手を挙げれば、びくりと怯える。恐妻家であり父親であり殺し屋である、そんなひとりの男を主人公に据えた殺し屋小説であり、殺し屋稼業の背徳感・ノワール感と日常生活におけるユーモラス感が絶妙の読み味を生んでいます。スズメバチの駆除に孤軍奮闘する「BEE」や顛末が業深い「Crayon」。さらに最後二篇において去来する惻隠の情がまた意想外であり、そして胸迫るものがありました。どこを掬っても楽しめる全五篇。殺し屋稼業と家族愛という、およそ並び立つ感じがしない二項が相和した、稀有な殺し屋小説であると思います。
■渡る世間は罠ばかり
4月11日 著者:志駕 晃
■殺しの掟
4月13日 著者:池波 正太郎
江戸の闇は底なく深い。金ずくで人を殺める暗殺稼業がテーマの全九篇であり、「仕掛人」というワードこそ出てきませんが、後の『仕掛人・藤枝梅安』に通底するガジェットになっています。出世立身のため、己の身を守るため、深い恨みを晴らすため、それぞれ理由を抱えた者たちが金を積んで殺しを依頼する。人の命を奪った者も人の死を望んだ者も、その罪に罰は免れず、行き着く先は因果応報の顛末。『梅安』シリーズ同様、人間の抱える深い業や矛盾には嘆息を禁じ得ず、そしてそれを綴る筆致も文体も、他の追随を許さない独特の魅力を備えています。
■盗まれて
4月15日 著者:今邑 彩
■猫に蹂躙されたい人に贈る25のショートホラー
4月17日
猫ホラー25篇という題目であり、ホラー味の強い話もあればイヤミス的な話も多く収録されています。いるはずのない猫が恋人の家にいる『瞳孔』、猫と身体が入れ替わった『かわりばんこ』、決して鮪に口を付けない『鮪嫌い』。いろんな作家さんによるいろんな切り口の猫ホラー。なかでも、最後三篇ではベテラン作家陣による安定の貫禄が味わえました。まあ全編通して猫好きに刺さるかと云うと必ずしもそうでもない気はしますが、ホラーやイヤミスが好きな人であれば楽しめるのではないでしょうか。ホラー色は薄めだけど『あんこさん』が地味に好き。
■AXアックス
4月19日 著者:伊坂 幸太郎
■あなたへの日々
4月21日 著者:唯川 恵
愛されることが幸せか愛することが幸せか。学生時代からの友人と造形作家のあいだで揺動する女性の物語であり、そうした逡巡葛藤の描写やストーリーの展開は群を抜いた巧みさだと思います。常識はずれした芸術家のことなど忘れてしまい、友人と付き合って結婚するなら平穏な生活は送れるかもしれないけれど、それでは胸の奥の虚無感が彼女を苛むことになる。ひとの心では、理屈や常識では御すことのできない矛盾や理不尽が勝ることもあるのだろうと読んでいて思ったものでした。そして幾つもの哀歓苦楽を経て、最後に至った彼女の悟りが印象的です。
■百鬼夜行 陽
4月23日 著者:京極 夏彦
■花札を初めてやる人の本
4月25日 著者:大石天狗堂
「花合わせ」「おいちょかぶ」をはじめとした、花札の様々な遊び方が紹介されている一冊であり、自分のような花札門外漢としては、札の種類や各ゲームの内容などどれもすこぶる新鮮でした。もっとも、ゲームの特性や面白さについては、実際にプレイしてみないと、テキストと図だけではイメージできない部分があったのも正直なところ。まあその辺は、この本を参照しつつ実際に遊んでみて実感していければよいでしょう。試しに「花合わせ」「こいこい」をウェブゲームでプレイしてみましたが、本を読んで想像していた以上にかなり面白かったのでした。
■甲賀忍法帖
4月27日 著者:山田 風太郎







