選択肢さえも、自分で探す
人生には選択が付き物だ、だけどマークシートみたいに、選べる選択肢が最初から分かってるわけじゃない。隠れた選択肢がある事だって沢山ある、そして、その隠れた選択肢が自分にとってより望ましい結果を生むことだってきっとある。
だからこそ自分で、選択肢を探す必要がある、そしてより自分にとって望ましい結果を生んでくれると思われる選択肢を選ぶ。けれど、問題に対して取れる選択肢が幾つあるかはわからない、見つけたもので全てかもしれないし、もっとあるかもしれない。だから選択肢を探すにも一定の妥協が必要だ。
妥協したくなくて
その妥協がすぐに出来ない人間だって居る、すぐに妥協しなかった結果、無駄に時間を浪費した後結局は妥協することになる、私だって大体そうだ。
選択肢が幾つあるのかわからないから入念に探す、これ自体は悪いことじゃない。
むしろ入念に探したことによって自分にとってより望ましい結果を生む選択肢を見つけ出せる事だってあるはずだ。というか、そのために選択肢を探しているのだし。
問題なのは、結局選択肢が幾つあるのかなんてわからないのに、いつまで経っても探し続ける事だ。もし幾つ選択肢があるのか知っている人が見れば、多くの場合はもう無いものを探してるバカに見えるだろう。でも現実にそんな事知ってる人は居ない。神様なら知ってるかもしれないけど、知ってたとしても教えてなんてくれないから知らないのと同じだ。
そして探す気さえも消えていく
何度も、妥協ができなくて沢山の物を無駄にした。
選択肢を探す為に時間以外の代償だって当然ある、それが有形の物の事だってあるし、無形の物の事だって当然ある。
一番辛くなるのは、無形の物が代償だった時だと思う、少なくとも私はそうだ。
有形の物を失っても、多くの場合、お金がかかる事が多いけどもう一度取り戻せる。
でも無形の物は取り戻せない、失っても取り戻せる物だけを代償に出来たらいいけれど、実際はそんな事できない。
失ったら辛いものばかり代償になるように、私は感じる。だからもう失いたくない、失って辛い思いをするのが嫌になる。当然、他の人達だってきっとそうだ、選択肢を探すために有形無形問わず沢山の物を失ってきただろうし、その中には取り戻せない物だって多くあっただろう。だけどそれに耐えてきたから、選択肢を探し出せたのだろう。
でも私は耐えられなかった。それはきっと、恵まれた他の人達と違って持ってる物が少なかったからだ。持っている物が少ないから、そんな貴重な物を失わないために、選択肢を探すことを放棄したのだろう。
放棄という選択？の代償
選択肢を探すのは、選択肢を広げるためだ、それを放棄したのなら、当然選択肢を広げることなんてできるわけがない。
だから探し続けた人と違って、選択肢が狭いままになる。そんな事当たり前だ。
その当たり前を受け入れるべきだとわかっているのに、受け入れられない。
受け入れるべきだ、受け入れようと受け入れまいと、自分の責任なんだからその当たり前から逃れられない、だからきっと受け入れてそれを改善する選択をしたほうが、自分にとって望ましい結果を生むだろう。
けど、一度代償を失うのに耐えられなくて選択を放棄した人間にそんな事できるだろうか？きっと出来ない。
一度選択肢を探すことを放棄した代償は、選択肢が狭いままになること、これだけだと思っていた。でもそうじゃなかった、これよりも大きい代償は、それ以降に行う全ての選択肢の中に、放棄という選択肢のような物が追加されてしまうことだった。
選択肢のような物
選択を放棄することは、選択肢なんかじゃない、選択肢であってはいけない。
でもそれが選択肢のように見えてしまう、放棄することを選べば、すべての代償を払わずに済むように感じるが、払わずに済んでいるわけじゃない。
実際はすべての代償を、将来の自分に押し付けているだけだ。この過去の自分から押し付けられた代償を払うタイミングは、選択肢のような何かではない、本物の選択肢を選ぶときだ。その時に、今までのすべての代償を一気に払う事になるのだろう。
いつか来るその時
今は、選択を放棄したままでも生きていられる。それは私が未成年で、社会からの保護と親の扶養を受けているからだ。
でもこの社会からの保護も、親の扶養もいずれ無くなる、その時に選択を強いられるだろう、でもその時は選択肢のような何かは選べない、本当の選択肢の中から選ぶことになるだろう、そうなれば今まで先送りにしてきたすべての代償を同時に払うことになるだろう。その時全て背負うことになるよりは、まだ社会からの保護と親の扶養を受けていられるうちに背負って少しずつ払い続けたほうがマシだ。
あとがき的な
なんか「選択」がゲシュタルト崩壊してきた、同じ単語を連続で使い続けるの好きじゃないしこの文章がめちゃめちゃ気に入らないけど、結構長期間更新サボってるし投稿しておきます。
あと余談ですけど誕生日迎えて15歳になりました、飲める薬の種類が圧倒的に増えますね、あとR-15の映画も見れます、オッペンハイマーが上映されてる頃に誕生日を迎えたかった...