GIGAスクール構想のメリット

 

 

最初から問題点や愚痴を書くのも良くない気がしますし、悪いところだけ切り取って批判するのは死ぬほど嫌いなので、とりあえず良いところを書いていきます。

    
  1. 生徒一人一人にpcやiPadが用意される
  2. ある程度ネットリテラシーが付く
  3. 自宅でもある程度授業ができる

まぁこんな感じですか、 もちろんもっと多くのメリットがあると思いますが、すべて書くとキリがないのでこのくらいで。

 

 メリット1について

上にも書いた通り、生徒一人一人にpcやiPadが用意されることがメリットです。

今までのパソコン室でしかできなかったことの一部が、通常の教室でもできるようになります。

例えば、発表する資料のデータ作成などが、パソコン室以外でもできるようになります。教室にプリンターはないことが多いので印刷は教室ではできませんが、それでも他のクラスがパソコン室を使っていてもデータ作成ができるので、従来のパソコン室よりも多く作業時間を確保できますし、当然パソコン室以外でもインターネットを使って調べることができるようになります。

もちろんパソコンでできることは大量にあるので、他にも色々ありますが、それは文部科学省のページでも見てくだいさい、あくまでこれはエンタメなので。

 

 メリット2について

ネットリテラシーが付くと言うのは大きなメリットですよね、平成25年度の内閣府による調査ではによると。

小学生では「スマートフォン」の所有は1割未満(5.0%)にとどまるが、中学生では2割台半ば(24.6%)、高校生では約8割(80.5%)と学校種が上がるほどスマートフォンの所有が多くなっている。

出典:内閣府ホームページ 

とのことなので、決して無視できる数ではないことがわかりますし、これから小中学生にもインターネットやSNSが普及していく可能性が高いので、今のうちにインターネットでやってはいけないこと、危険なこと、などの教育をしていくことが必要だと思います。

(平成25年度のデータなので、現在は増加している可能性が高いです)

 

 メリット3について

自宅でも授業が可能なことは、大きなメリットです。これに関しては、コロナで学校が休校になったときでも、自宅にネット環境があれば授業ができます。私みたいな勉強したくない人に取っては自宅で授業とか嫌ですが

自宅で授業をするにはインターネット環境が必要ですが、すべての家庭にあるわけでもないので生徒の自宅にネット環境ないこともありますが、それに関してはネット環境のない家庭向けにWi-Fiルーターの貸出があるという内容の手紙が学校で配られた記憶があります。(あくまで私の記憶なので、あまりあてにはしないでください)

 GIGAスクール構想のデメリット

長くメリットを書きましたがここからはデメリットです。

    
  1. 他にやるべきことがある
  2. スペックが低すぎる

 

 デメリット1について

私の考える他にやるべきこととは、Microsoft Officeや、Google WorkspaceなどのOfficeソフトの使い方を教育することです。

私はOfficeソフトの使い方とかは教育されずに、タイピングやプログラミング(コード形式ではなくブロック形式)を授業でやったんですよ。もちろんタイピングはパソコンを使うときにできるとかなり便利ですし、プログラミングはこれからも需要が高くなっていくと思われるので、重要ですが、社会人や大学生になるとオフィスソフトを使って資料を作ることが多いと思いますが、その際にOfficeの使い方を知っているとわざわざ調べたりせずに使えます。私はプログラミングより多くの職業で使うOfficeの使い方を教育する必要があると考えています。

 

 デメリット2について

スペックが低すぎます、ほんとに。

私も学校のパソコンにそこまでのスペックを求めるつもりはありませんが、CPUとストレージ容量に関してはもう少し強化したほうがいいと思います。

文部科学省制定、GIGAスクール構想の実現標準仕様書によると、OSはwindows10 Proで、端末でのストレージ容量は64GB以上ですが指定している、windows10 Proの64bit版をインストールするには最低20GB以上のストレージが必要ですし、その後のアップデートなどを考えると、インストールに必要な20GBを含み、windows 10 Pro 64bit のインストールには40GB以上の容量が推奨されています。もちろんこの40GBはwindowsに必要な容量なので使ってしまうとアップデートができなくなります、クラウドにデータを保存することもできますが、クラウドを使うにはインターネット環境が必須なので自宅での作業がしにくくなります。

CPUもIntel Celeronと同等以上で、2016年8月以上に製品化されたものが条件なので、かなり低スペックです。

多くの自治体は費用を削減したがると思うので、intel coreシリーズや、amd ryzenシリーズ搭載のパソコンを購入する自治体は多くないでしょう。

個人的にはcore i3やryzen 3あたりのパソコンを大量購入でできるだけ安くするのがいいと思うんですがね、そう簡単ではないと思いますが。

 まとめ

これまでもこれからも完全に個人の感想ですが、GIGAスクール構想には問題もありますが予算をかける価値があると思います。

最後は少し専門的な話になってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。