◯◯を飲むと血圧が下がる
△△を飲むと野菜不足を補える
手軽に栄養が補給できる
魅力的なワードが並んでいる飲料業界。
健康のために毎日習慣的に飲んでいる人もよく見かけます。
でも実は、健康のために飲んでたのに太りやすい習慣になってしまうものもあります。
今回は私が今まで食習慣の聞き取りをしてきた中でよく聞く飲み物3選を紹介します。
1. 野菜ジュース
野菜ジュースを飲むと野菜を摂った気持ちになりますよね。
野菜ジュースは確かに栄養素も豊富に含まれていて、手軽に摂れるし、野菜を食べてない罪悪感を和らげてくれるスーパー飲料に思えるのですが
野菜ジュースだけに頼るのはNG!
市販の野菜ジュースってとってもおいしいですよね。
自宅で野菜ジュースを作ったらあんなにおいしくできるでしょうか??
多分できません。
苦くて青臭くて、ぐびぐび飲めるものを作るのはなかなか大変です。
市販の野菜ジュースはおいしくないと売れないので、おいしくするためにお砂糖もたくさん入っているものが多いです。
なので野菜ジュース=野菜の考えはやめましょう。
野菜は噛んで食べるのが1番。
野菜ジュースは補助的な立ち位置と考えてくださいね。
2. 乳酸菌飲料
乳酸菌飲料はもちろん腸内環境を整えるのにとても有効な飲み物です。
ただ
お腹の調子にそれほど不調を感じていない人
飲み続けていても体調が良くなったと感じない人
もなんとなく飲み続けている人がいたりします。
「なんとなく」で摂り続けるのはストップ!
乳酸菌飲料にも結構な量のお砂糖が入っています。
飲んでいて体調が好転した人はぜひ続けてほしい習慣ですが、「なんとなく体に良さそうだから」で飲むのはお勧めしません。
自分の体調を振り返ってみて、本当に必要なのか一度考えてみましょう。
3. 飲むお酢
お酢は適切に摂ると
・高血圧予防
・食後の血糖値上昇抑制
・体脂肪の減少
・疲労回復
などの効果が期待できると言われています。
が、調味料の酢であればいいのですが、飲むお酢には要注意。
飲めるように調整されたお酢にはたくさんのお砂糖が入っていることが多いです。
液体で摂取するお砂糖は吸収が速いので、血糖値が急上昇します。
あれ?
食後の血糖値上昇の抑制を期待して甘いお酢を飲んでいたら本末転倒ということがわかるでしょうか?
そして血糖値が急上昇すると、体脂肪を溜め込みやすい状態に。
体脂肪が増えると血圧も上昇すると言われています。
あれ?
血圧低下を期待して飲んだのに、効果はあるのでしょうか…?
お酢の効果を得るためには、シンプルにお酢を食事の中に取り入れることをお勧めします。
「手軽に、簡単に」
とても魅力的なワードですよね。
そして皆さん健康にはとても関心があるのでつい手に取ってみたくなります。
でもその前に一度立ち止まって
なぜそれを飲むのか
今の自分に必要なのか
を考える時間を作ってみてはどうでしょうか??
「なんとなく健康に良さそう」
をなくすのが健康への近道だったりするのかも…?
