チベットの問題はご存知ですか? | 宮本むつみ Photographer

今日 フリーチベット 聖火リレー が 渋谷で行われました。


応援にかけつけてくれたのは 新スパイガール大作戦で メイド役を演じてくれた


齋藤桃子ちゃんがイベントに参加しました。



もちろん スパイガールの告知も一生懸命してまいりました。



ところで なぜ フリーチベット なのかご存知ですか?


簡単ですが 説明をしますね。


今 チベットと言う 国 は ありません! チベットには600万人のチベット人が住んでいます。
1949年、東隣りに中華人民共和国という国ができました。
毛沢東(もう・たくとう)という指導者が北京で「チベットを解放するぞ!」と宣言したのが、圧倒的な武力行使で

チベットはすぐに陥落し、1959年、指導者のダライ・ラマ 14世(→)がインドに亡命。

北インドの ダラムサラ にチベット亡命政府を樹立しました。


チベットは、チベット自治区 と四川省・青海省・甘粛省・雲南省の一部として組み入れられ、

現在では中国の一部になっています。
一方、15万人余りのチベット人が亡命し、今もインドやネパールの難民居留地で暮らしています。


合格チベットの問題


1、 人権無視  


思想信条を理由に投獄されたり、刑務所で拷問されたり、マトモな裁判もなしに死刑にされたりします。


2、チベット人の減少


中国人 (漢民族) の移民が多すぎます。政府が入植を奨励しており、

すでにチベット人は少数派になってしまいました。

もともと600万人しかいないため、民族としての存亡が危ぶまれています。


3、信仰の自由がない!
 

ダライ・ラマ法王 を批判しない僧侶は寺院から追放されます。

一方、中国政府が勝手に高僧を任命して、信仰を強制しています。


4、環境破壊


乱獲、乱伐、乱開発でチベットの自然が破壊されました。

核兵器を作り、核廃棄物の捨て場にしている疑いがあります。


プロトニュームの採掘量が中国一のため (プロトニューム=お金) 中国の良い資金源になっている!


2006年にはラサまで鉄道(青蔵鉄道)が通り、

多くの中国人が流れ込み、状況の悪化が加速されています。


2006年には、ダライ・ラマ法王に会うためにヒマラヤ山脈を歩いて越えて亡命しようとする

チベット人たちを中国軍が狙撃する模様を多くの登山者らが目撃。


一部始終を撮影した映像が公開されました。




2008年3月、たまりかねたチベット人たちがデモなどの抗議行動を起こしました。

中国政府は武力でこれを鎮圧し、多くの犠牲者が出ました。





☆ 感想 ☆



今回 私が参加した フリーチベット 聖火リレーは デモではなく 少しでも皆さんが日本以外にも

興味を持ち、歴史を知り、自由と希望を手にしたいと思い日々暮らしたいと思って生きている人がいることを知るためのきっかけになる 行進だったと思います。



こうやって 今 チベットの抱える問題にふれることができたのは 

私にとって とても心打たれることです。



こうして考えることしかできないことが 辛い! おなじ 人間なのにね。 



がんばれ! チベット!




* 実を言うと 昔 日本人はアイヌ民族に対しておなじ事をしたんじゃないかなって思います。