絵の上手な人には描けない? | あっぴーのお部屋

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皆さん、こんにちは爆  笑

芸術の秋ということで

今回のテーマは元祖ヘタウマとも呼ばれる画家
『アンリ・ルソー』についてお話しを

したいと思います。

先日、原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を読みました。

キュレーターである主人公がコレクターの大邸宅に

招かれて絵画の真贋判定を依頼され意外な展開が

テンポよく進むアートミステリーです。

とても面白い本でした。

 

本の中にも登場したのですが、実在の人物である

アンリ・ルソーという画家を皆さんはご存知ですか?

 

1. アンリ・ルソーってどんな人?

1. アンリ・ルソーってどんな人?

ルソーは19世紀末から20世紀初頭を生きたフランスの画家です。
パリ市の税関に長年勤めながら
絵を本格的に始めたのは40代になってからでした。
その後、絵に専念するため税関を退職しています。

ルソーは国の展覧会に応募するも落選します。
その頃、これまでの展覧会の審査に対抗して

印象派の画家などが中心になって立ち上げた
無審査で誰でも出展ができる
アンデパンダン展が始まります。
ルソーも作品を出展し、この展覧会に彼は生涯
出展し続けています。

 

 

 

2. ピカソに影響を与えた!?

2. ピカソに影響を与えた!?

ルソーの作品は残念ながら多くの人々からの評価は得られず
一見、稚拙に見える作品は嘲笑の的となっていました。
そんな中、詩人のアポリネール、ピカソ、ゴーギャン、ロートレックなど

名だたる芸術家達は高く評価をしています。

ピカソは古物商で偶然ルソーの作品を見つけ購入しています。
これを機に当時ピカソのアトリエがあったアパートで

多くの画家や詩人が集まりルソーを
囲んで彼を讃える会も行われています。

数々の芸術家達が集い交流する中で
ピカソの作風にも変化を与えた一つのエピソードとも
言える出来事です。

3. ルソー作品とその魅力

3. ルソー作品とその魅力

ルソーの作品の特徴は遠近感が破綻しているところです。

下の肖像画を見てわかるように背景に対して人物が

かなり大きいことと足もとが浮いているように見えます。

普通ならこの風景画の中に描いた場合、

本人の肖像はかなり小さくなるところを

構わず描き切っています。

どの作品にも感じるのは絵を描くのが好きだという気持ちです。

そこにルソーらしさを感じるんだと思います。

 

《私自身、肖像=風景》1890年

 

 

ルソーはジャングルをテーマにした作品を多く描いています。

好きなディテールへの情熱は凄まじいものを感じます。

 

《飢えたライオン》1905年

 

 

晩年最後の作品『夢』もアンデパンダン展に出展されています。

植物の細部にまで真摯に向き合っているのが分かります。

そして色彩の美しさは圧倒的です。

 

《夢》1910年

※Wikimedia Commonsより パブリックドメインの画像です。

 

4. 最後に

4. 最後に

ルソーの生涯は簡単に語れるようなものではありません。
そして他にもユニークな作品が数多くあるので
検索してみてください。

話は少し逸れますが2011年に
三菱一号館美術館で行われたロートレック展に
行った時のことです。
展示室が木床であったため歩くと靴の音が響いていたのが
強く印象に残っています。ロートレックの作品に描かれている
踊り子や当時の人々の生き生きとした描写が展示室の靴音と
妙に合わさって臨場感を出していました。
※現在はカーペットが敷かれているようです。

 

時間が経って思い返すと展示会場もまた画家の作品の
一部であったかのように記憶に残るものなんだなと思いました。

 

ロートレック作

ポスター『Moulin Rouge - La Goulue』1891年

※Wikimedia Commonsより パブリックドメインの画像です。

 

 
 

 

 

 

 
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