宇宙からの珍しいお客さん「3I/ATLAS」がやってきた!
夜空を見上げたとき、星や月以外にも見えるものがあるって知っていますか?
それは、宇宙を旅する「彗星」です!
今回は、太陽系の外から遊びに来た特別な
彗星「3I/ATLAS(スリー・アイ・アトラス)」についてお話しします。
太陽系の外から来た旅人
3I/ATLASは、なんと太陽系の外で生まれた彗星なんです。
何十億年も前、遠い星のまわりで氷やチリが集まってできた小さな氷の塊が、
長い長い旅を続けて、たまたま私たちの太陽系に立ち寄ったというわけです。
2025年7月1日、チリにあるNASAの望遠鏡がこの彗星を発見しました。
「3I」というのは、太陽系外から来た3番目の訪問者という意味です。
3つ目なのでパイセン!
先輩たちもいます!
実は、3I/ATLASより前にも宇宙のお客さんが来ていました。
1番目は2017年に発見された Oumuamua(オウムアムア)。ハワイ語で「遠方からの初めての使者」。
細長い不思議な形をしていて、「もしかして宇宙船?!」なんて話題になりました。
2番目は2019年のBorisov(ボリソフ)。ウクライナで
発見したアマチュア天文家ゲナデイ・ボリソフ氏の名前にちなんでいます。
典型的な彗星の姿をした訪問者でした。
そして3番目が今回の3I/ATLASというわけです!
どんな彗星なの?
大きさは東京ドーム・・・くらい?
直径0.3〜5.6キロメートルと測定範囲が広いんです・・・
中には氷がたっぷり詰まっていて、太陽に近づくと氷が溶けて、
あの有名な「彗星のしっぽ」ができます。
ちょっと変わっているのは、普通の水の氷より二酸化炭素が多いこと。
実はこの 3I/ATLAS 、他の彗星とちょっとちがって、「氷」の種類がめずらしいんです。
普段なら「水の氷」がいっぱいになるところ、この彗星では「二酸化炭素(CO₂)の氷」が
とてもたくさん 見つかったんです。
つまり「水の氷より、炭酸氷が好きだよ!」ってことですね![]()
観測した望遠鏡たちは「CO₂と水の割合が、だいたい 8:1 くらいです」と報告。
どうしてそんな性質なのか、今も研究が続いています。
ただし、「見えている氷=生まれたときそのままの氷」
というわけではないかもしれないので、これからも要注意な観察が続きます!![]()
すごいスピードで通過中
3I/ATLASは時速21万キロという猛スピードで太陽系を通り抜けていきます。
新幹線の約700倍の速さ!
10月29日に太陽の近く(火星の軌道あたり)を通過し、
12月19日には地球に最接近します!!
といっても約2億7000万キロも離れるそうなので、
心配はいりません。
宇宙的には「やあ!」と手を振って通り過ぎるくらいの距離です![]()
なぜ研究するの?
3I/ATLASは、遠い宇宙から届いた「タイムカプセル」のようなもの。
この彗星を調べることで、「水はどこから来たのか」「生命はどう生まれたのか」といった、
人類の大きな謎を解く手がかりが得られるかもしれないんです。
軌道や彗星の尾にも不思議な点がみられるため「もしかして宇宙船?!」説も健在です!![]()
空を見上げてみませんか?
12月に東の空を眺めてると、
遠い宇宙からやってきたこの小さな旅人が、
「またね!」と挨拶して去っていく姿を見られるかもしれません。
・・・見たい![]()
宇宙の話をしたところで商品紹介!
あぴまちnetではこんなのぼり旗や看板もご用意しております!
スタンド看板 モデルハウス 見学会 背景 宇宙 不動産 屋外使用可 Y-1069-29
・・・気が早いですかね?![]()
いいえ!宇宙からみたら微々たる時間でございます!![]()
insta & pintarestも気ままに更新中![]()



