昨夜は、ウォーキングのインストラクターである牧野修代先生のレッスンを受講しました。
いつもは数名一緒に受けるグループレッスンなのですが、この日の受講生は私と光子さんの二人だけ。
そこで、前半にストレッチをやった後、後半はリクエストによるオーダーメイドのレッスンをやりましょうと、先生が提案してくださったのです。
光子さんのリクエストは、タオルを使ったエクササイズ。私は、身体の硬さがハンパじゃないので、前屈と後ろに折り曲げるエクササイズを課題に挙げました。
タオルエクササイズ。
私はほとんど経験がないので、実に新鮮です。
タオルを伸ばすように両手で握るのが基本ポーズで、
これを頭上に掲げたり、水平にねじったり、身体に沿わせて上下に移動させたり。
タオルを両手で握ったまま背中の後ろを通すのは、けっこうな運動になるんですね。
さらに、面白かったのが、「タオルギャザー(タオルギャザリング)」です。
床にタオルを敷き、両足を載せると、足の指を使って掻き寄せるのです。
これ、やったことありますか?
足指の運動機能を高める作用があり、リハビリなどにも使われているんですね。
生まれて初めてのトライですが、私はけっこううまく掻き寄せることができたのです。
牧野先生によると、中には全然進まない方もいらっしゃるとか。
私は毎朝、健康体操「めざめエクサ」を続けていて、足の裏や足の指を入念に動かしているので、その成果なのかもしれません。
足の指でグー・チョキ・パー。これはオススメですよ。
長年の靴を履く生活で、
足の指の力が使えない人が多いようですね。
裸足、足袋、草履、下駄。日本人は伝統的に足の指をしっかり使う習慣があったのですが。
健康のためにも、足の指や裏の働きは大切にしたいものですね。
オーダーメイド・レッスン。後半は前後屈です。
まず何もしないで前屈してみると、手の指先から床まで、光子さんは10センチほど、私は25センチほど間が開いています。
一生懸命曲げようとしたのですが。
いやはや、この硬さ!
ここから、「牧野マジック」のスタートです。
手を肋骨の下に当てて、肋骨の回りをさすり、手がお腹の中に食い込むようにするのが第一段階。
立ったまま、片膝を曲げ、その上に折り畳んだもう片膝を乗せて、お尻や腰の筋肉や骨格などを伸ばすのが第二段階。
前屈の際、頭や上体は曲げようとしないで、最初は上体を立てた状態で腰の辺りから折り曲げるようにすると・・・
床までの距離が10センチほどに縮まったではありませんか。
もう一度、先ほどの仕込み運動をして、再度トライすると、
あと5センチ!
こうなると、やる気が俄然起き、「床につくぞ!」という悦びをイメージして、「できない」ブロックを外しにかかります。
ついた!
ついた!!
牧野先生も、先についていた光子さんも、拍手喝采をくださいます。
人間、諦めずに、専門家の指示に素直に従うと、奇跡が起こせるんですね。
タオルを投げないことですね(笑)。
さて、写真のタオルは誰の姿でしょうか。
はい。
逆さにアップした写真、180度回転させて見ると、答えはわかるはずです。
今日の回文は、これです。
「よいか、床つくん前屈か、愉快よ(よいかゆかつくんぜんくつかゆかいよ)」