ついに、やられた。
キューバの色んな都市をめぐり、
最終的には首都ハバナへ帰ってきた。
ハバナのバスターミナルへ着き、
タクシーをつかまえようと、
タクシーの運ちゃんに値段の交渉をする。
ターミナルのすぐそばに、
タクシーがいっぱい止まっていたので、
市街まで20人民ペソ(CUP、1ドル以下)で
行ってもらうよう頼むと、
『ここから乗ると、10ドルかかる。
でも、その辺からタクシーを拾えば、
20CUPで行けるぞ。』って。
なんで、ターミナルの目の前で乗ると
10ドルもすんねん!
10ドルと1ドルじゃ、10倍も違うけど!
仕方ないから、その辺でタクシーを拾う。
20CUPだけを手にし、財布をバックにしまう。
その辺のタクシーは、
大体が乗り合いタクシー。
沢山の荷物を抱えながら、
タクシーをつかまえ乗り込む。
私達の他に、
2人の乗客がいた。
私のすぐ横には、
すごく大きな黒人が座っていた。
私は、足元にも、ひざの上にも荷物を乗せ、
窮屈な状態で市街まで行ってもらう。
ようやく到着し、
先ほどから手にしていた20CUPを運転手へ渡す。
そこから、再び荷物を抱え宿探し。
探している最中に、
2人のキューバ人が、
『俺が宿を紹介してやる』と、
べったりくっついてくる。
私が、自分で見つけた宿ですら、
『俺が紹介してやったんだ。』と、
宿の主に言いくるめ、
紹介料をとろうとしている。
その分、私達の宿代が高くなるので、
非常に迷惑な話だ。
30分ぐらい、べったりくっついてきたキューバ人を、
なんとかおっぱらい、
ようやく、自分達で探した宿で決める事ができた。
宿の主に、宿代を払ってくれと言われ、
財布を取り出そうと
バッグを開けようとしたら、
不自然に、バッグが開いていた。
嫌な予感がして、
中身を見ると、
やっぱり無かった・・・。
きちんとしまったはずの
お財布が・・・。
どこでスラれたのか、
さっぱりわからない。
でも、犯人は、3人しかいない。
タクシーに乗った時、
私の隣に居た、すごく大きな黒人か、
宿探しで、べったりくっついてきた、
2人の男達か・・・。
財布の中には、
かなりの大金の他に、
ニセ学生証が入っていた。
これから、ヨーロッパに行く私には、
すごく必要なものだ。
治安がいいと言われるキューバで、
スリにあってしまった。
これで、
私の中でのキューバの印象が大分変わった。
やっぱり、嫌な事があった国は、
好きになれない。
もう、どうでもよくなりながら、
ハバナ市内を観光してやる。
中華街へ行き、中華料理を食べたけど、
大金を失ったショックから、
味なんて全然分かりゃしなかった。
そして、キューバと言えば葉巻。
葉巻は、ひとつひとつ、
手作業で作られている事に、
すごく驚かされた。
最後には、嫌な出来事があったけど、
すごく平和で穏やかな時間が流れている国だった。
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