妊娠 | A Piece of You

A Piece of You

my hands are small, I know, but not yours, they're my own.

したいと思う。

帰りの電車で隣に座った赤ちゃんが黒目がちな大きな目でこっちを見てた。

短くて太い足を伸ばす度に、その遠慮なく力の入った足が私の腿を押す。

あぁ妊娠したいと思う。


これは適齢期の女の本能なのか。適齢期っていつだ。

わからないけど、でも、このタイミングを逃してはいけないと、なんとなく、なんとなく思うので、

これが本能ってやつなのかと思ったりする。

男の適齢期もいつなのか。四六時中誰かに妊娠させたいって思ってるように見えるけど。


そういえば、こどもの頃私は、

とてもとてもその人を好きになったらお腹に赤ちゃんができるんだって思ってた。

うん、まぁ、間違ってない。

けど、そんなこともない。ね。


しかし、いがみ合って別れた旦那の子どもでも、自分の子はかわいいっていうけど、

それは本当にすごいと思う。

子孫繁栄のために、嫌いな人の血が半分入っていても愛せるようにできているんだろう。


話変わって、これは女の本能でもなんでもないと思うんだけど、

夏になって胸の谷間を汗の粒が流れていく感触が好き。

営業で歩きながらも、ご飯食べてても。

知人の読者にはどこに谷間があるんだよ、と思われていると思うけれど、

男の人にはできない若干の余裕(林家こん平の帰りのかばん程度)が一応あって、

そこを流れる時、あぁ新陳代謝がよいな、よしよし、と思う。

そのおかげで胸が爛れて真っ赤になるけど。

(あ、きちんとオフィス戻る前に整えています。誤解なきよう。)

顔とか首とかの汗はもういやって思ってこまめに拭き拭きするけど、

胸の合間(もー谷間って言わないからさー)はすぐに拭けなくて流れてしまう。

本当は不快になる人の方が多いのかもしれない。特に男の人はペターってなっちゃうし。

でもあの感じが夏って感じでよいの。(変かな。)

ほら、夏だから、日差し浴びて汗かいて働きたいじゃない。

働きましょうよ。ほらほら。悪いことばかりでもないし。


強引につなげちゃうと、そんな私も働かなくてよかった時代もあって、

その頃のことを、この前熊本のスガシカオHitoriSugarにて「夏祭り」を聴いてて思い出した。

高校時代、英会話とヤマハのない日は、夕暮れ前に部屋に帰ってベッドに寝そべって本を読んでるのが好きだった。

決まってLeneMarlineを聴いて、じきにうとうと眠っていて、気づいて起きると窓の外には薄暗い空と頂に明かりのついた函館山が見えた。

少しぼーっとすると、急にLeneMarlineが暗く聴こえて止めて、だるいからだで茶の間に降りればご飯が粗方できてた。

怠慢じゃなくて、私には大事な至福の時間だった。あれから11年くらいか。

当時すごくすごく行きたかったシカオのライブに今年の夏はフェスも入れて5回も行けるのだ。



さて。今日は、


会社の後輩が電車とホームの間に空いた隙間に落ちたり、

(アナウンスはよく流れているけど本当にありえるのだとわかった。気をつけましょう。)


上野マルイの温度計が39℃になっていたり、

(40℃も夢じゃない、一人じゃない。)


iPodのShuffleで埋もれていたいい曲を見つけたり、

(荒井由美の翳りゆく部屋。本当はきっと有名な曲。)


食べたくて食べたくて夕食は鰻買ってきて食べたり、

(夏は食べなきゃだめだ。)


彼のお母様から絵葉書が届いたり、

(カミソリ入った手紙じゃなくてよかった。)


しました。


夏はこれからだ。


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music:

天使の遺言/斉藤和義(雪之丞の歌詞が何度聴いても素晴らしい)

あずさ2号/狩人(ハナウタ)

突然の贈り物/大橋トリオ(アルバム「FAKE BOOK」をヘビロテ中)


book:

古道具 中野商店/川上弘美


recommendable books in summer:

マルコ/マリキータ/池澤夏樹

スティル・ライフ/池澤夏樹

ミタカくんと私/銀色夏生

 (あれ、名前に夏って入ってるから夏っぽいと思っただけかな)

水に似た感情/中島らも

夏の庭/湯本香樹美

猫に時間の流れる/保坂和志

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