私の亡両親は、誰が見てもとても仲良し。
父は定年後、母の通院に付き添う、運転手さん。
2人で病院内にある食堂で、ランチする
それが楽しみであった。

母の認知症が始まった頃、
父の病気も見つかった。
心肥大、心臓が肥大してるねんて。
父からそう説明を受けた。
父は頭はしっかりしていたから、通院も
一人で行っていた。

父、82歳。
今まで病気とは無縁。
だが、年齢からするとどこかに
かかりつけ医があった方が良いよね。
風邪が長引いた事から病院へ行ったように
記憶している。

そこから、父の検査が始まる。
それと同時に、父の認知症検査も
行われていたと気づいたのは
少したってから。

先生が、わしに変な事きかはると。

今の季節は?
今、何月ですか?
一昨日、何食べた?

しっかりしている父にとっては
何でそんな事急に聞くのか?と
思ったようだ。
父は認知症の方は最期まで大丈夫だった。

認知症、当時私はとても軽く考えていたが
早期発見!に限る。
そして、発見したらなるべく早く
専門の先生を訪ねて、治療方針を
相談する事をお勧めする。

私は母の認知症に気づいていたが
父の病気の方に時間を取られ
そちらを優先した。
父の心臓の方が、生死に関わると
判断したから。

続く