こんにちは!

AP International のToshieです。

 

 

 

今朝も森歩きに出掛けました音譜 そして、今朝も木々の素晴らしさ、壮大さに感銘を受け、その中を歩くことのできることに感謝ラブラブ

      

 

   

  花この写真!水面があまりにも綺麗で、反射している深緑が鏡に映し出されているようです。

 

 

 

 

先日の投稿した、『依存症は病気というお話し』『アメリカのリハブ』の続きを書こうと思います。この題材は、私がブログを始める、一番の理由でした。

 

 

 

 

 

ヘビーな過去を振り返りながらの作業となるので、感情が揺さぶられるのですが 今、現在この病を克服しようとされている方々へ伝わるよう、頑張って書いていこうと思いますえー 

 

 

 

 

 

リハブは、一度行って、それ以降地道に回復のステップを歩んで行ける人もいれば、私のように、何度もリハビリにお世話になって、と様々な人がいます。私は実際には、2009年から5年間に、数回以上行くことになり。これは、その体験記となります。

 

 

 

 

 

前回、このリハビリの大体の様子を『アメリカのリハブ』に書いていますが、今回は更に、日々のリハビリでの過ごし方を紹介しつつ、ここで学んだ、アルコール依存症(以下、アルコホリック)を病気としてどのように理解をし、扱っていったのかについてお話しさせていただきます。

是非、これらを参考にしていただける方々に繋がりますようにと願っています!

 

 

 

 

 

私自身がこのリハビリに入所した理由は、アルコホリックでしたが、同じ施設には、薬物依存(痛み止め、精神安定剤等)、ヘビードラッグ依存(コカイン等)、セックス依存、ギャンブル依存等、様々な依存症を患っている人たちがいました。そして、その殆どの人が、アルコールを共通に使っていることから、自らをアルコホリックを呼んでいます。

 

 

 

 

リハビリの1日は、朝食時から夕食時まで、しっかりカリキュラムが組まれ、殆ど自由時間はありません。これは、これまでめちゃくちゃにしてしまった、管理不能の生活習慣を元に戻そうとする訓練の一環でもあります。

 

 

 

 

 

大抵、週末は施設に家族が訪問してくれたり、フリータイムも多少設けられるのですが、平日は一日中、対面カウンセリングや勉強会、ディスカッションの時間が組まれています。その中でも一番大事な時間は、スモールグループセッション、ビッググループセッションだったと思います。

 

 

 

 

 

何故、これらグループセッションが重要だったかというと、ここで私達は、これまで知らず知らずのうちに、或いは意図的に、胸の奥底にしまい続けてきたカビ臭い闇と化した、怪物たちに丁寧に光を当て、表現してこなかった(できなかった)あらゆる感情(怒り、憎悪、悲しみ、自己憐憫)を言語化して表に出すという作業をしていたからです。そしてこれが、アルコホリックたちが怠ってきていた事なのです。

 

 

 

 

      自分自身の内側のお掃除をして、自分を整えます

 

 

 

 

 

スモールグループセッションの部屋には、SAD、ANGRY、HAPPY、FEAR、UPSETと書かれた、大きな厚紙のカードがありました。もはや自分たちの感情がなんであったのか分からなくなっている場面が多くあったからですアセアセ

 

 

 

 

 

この、心痛める作業は誰もが自ら率先してやりたいことではなかったのだけれど、ここまで来ると、やらなければ先に進めないというとが分かって来るのです。そこですでに自分より先に入所している人の話を聞き、自分もその段階に入っていかなければ病を止められないと知るのです。

 

 

 

 

その段階、というのは、この回復のステップの山場の部分で、自己の棚卸し作業となります。ここで自分の性格の欠陥を見直していきます。

 

 

 

 

まさか、ここで性格について語られるというのが、最初は全く意味が分からなかったのです。が、私が何度もこのリハビリにお世話になったというのも、自分以外を頼れないという、自身の頑固さ泣き笑いが、回復を長引かせていたのはあまりにも明白なのでした。

 

 

 

 

 

アルコホリックたちの特徴的性格は:

相対的に良くも悪くもあせる平均的な人は見受けられません。大抵の場合、IQが高く、頑張り屋さんで、何と言っても繊細なのです。言い換えれば傷つきやすい故、その調整が困難である為、依存し易いとも言われています。要するに、何もかも平均的な人であれば、そんなに物事に揺れ動くこともなく、自動修正は私たちほど困難なのではないのでしょうか驚き

 

 

 

 

但し、我々のように長い時間このプログラムの中で生き続け、鍛錬している者たちにとってはその生き方を変える訓練をしてきているので、容易く揺れ動くことは稀になってゆくのですお願い 

 

 

 

 

 

 

 

Bill W.とスピリチュアル

Bill W. は、アメリカ発祥のアルコール依存症を克服するための自助グループ の共同創設者の最初のひとりです。彼のこの克服する回復プログラムはスピリチュアルベースと言っています。わかり易い言葉で言い換えるならば、自分以外の偉大なる力です。要するに、自分でできることではなく、ハイヤーパワーであり、神であると言っています。私たちは『Fellow ship』繋がりを築き、保ち、心の共鳴で他のアルコホリックたちとわかち合い生きています。

 

 

 

この自助グループは1935年にアメリカで誕生していますが、今では、およそ160カ国と地域で活動されています。私はここに15年間繋がって生きていますが、残念なことに一人の日本人とも出会ったことがなく、アメリカにいる日本人アルコホリックはどうやって生き延びているのだろうといつも不思議に感じているのです。

 

 

 

勿論、このブログに辿り着いてくださる方が、日本にいる方でも、アメリカまた他国にいる方でも大変喜ばしいことなのですが、アメリカまたは他国におられて、苦しまれている方がいらしゃれば、是非このプログラムをしていただきたいのです。または、アルコホリック当事者でなく、ご家族の方でも、どうぞお一人で頑張らないで、ここに繋がって欲しいのです。

 

 

  依存症に関し、コンサル等、必要な方はどうぞ以下の連絡先までお問い合わせくださいませ花

      

 

 

 

 

 

私がリハビリで出会い、記憶に残っているシーンと、死んでいったアディクトたち滝汗

 

私の最初のルームメートJulieは、コカイン中毒でした。よく部屋の絨毯にへばり付いて絨毯を眺めるので、どうしてそんなことしているの?と聞くと、コカインが残っているかどうか見ているんだと。そして、追っ手が自分を探しているから、窓は必ずカーテンを閉めなければいけないのだという妄想に取り憑かれていました。これは後になって、彼女自身からドラッグアディクトの顕著な症状なのだと説明がありました。

 

当時、戦争から戻ったばかりのMikeは、重度のPTSD症状がありました。彼の右腕は義椀で手には鉄の鍵フックが付いていました。食事の時に、彼はまだ慣れていないその鉄の鍵フックが使えないでいたので、そこに欲しいものが何かを聞いて、乗せてあげるようにしてのを覚えています。ある時、キャンバス内にあるチャペルに夜行ってみると、彼が一人で泣いていて、一緒に泣いてハグをしたことがありました。彼のPTSDは良くなったのだろうか?

 

2番目の私のルームメートもドラッグ中毒でした。リハブ退去後、私にお金を送って欲しいというので、小さな金額の小切手を送ったのでした。その翌週、ドラッグのオーバードースで死亡という記事が新聞に掲載されていました。まさか、私の送ったお金がドラッグ調達のためだとどうして分かったでしょう?彼女の死後、悲しみと恐怖がなかなか消えることがありませんでした。

 

Kathieはルームメートではなかったけれど、よくおしゃべりをしたキャンパス内の隣人でした。リハビリの28日間を終え、自宅に向かう途中、アルコールを買い占め、公園の駐車場で飲み明かし、その翌朝冬の零下になった車中で、彼女は一人亡くなっていたと、後日知らせが入りました。

 

他にも、多くの死がありました。身近でも、そしてまだ会った事のない、世界中のアルコホリックたちも沢山命を落としているのです。

 

2020年、6月25日、家族の様に仲良くしていた仲間の一人、Helenが死んでしまった。てっきりコロナ禍、コロナで亡くなったのかと思っていたら、彼女が薬漬けになって死んだのだと後から聞かされた。でも、その時、もう苦しまなくていいからねと、彼女が愛おしくて仕方なかった。

 

Nicは2010年冬、リハビリで知り合った女性です。お互いに引っ越しをして遠く離れてしまったけれども、今だに連絡を取り合う最高の仲間の一人です。ある時期、彼女は自宅の一室を私の部屋にして、一緒に暮らしていたことがありました。どんな時も諦めず、私を応援し続けてくれた掛け替えのないアルコホリックの一人です。

 

私が今こうして生きていられるのは、みんながいたから。すでに死んでしまった仲間の一人一人もが、その時々で私を救ってくれていた人の一人でした。だから、一人一人に感謝でいっぱい。私はこれかも、回復のプログラムの真ん中にいて、We share experience, strength and hopeを伝え続けてゆくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝、6月22日の朝7時(日本時間22日午後8時)Zoom瞑想会を開催いたしました。日本とアメリカを繋ぐZoom瞑想会に日本から4名、地元アトランタから私たちAP Internationalの2人で行いました飛び出すハート

ご参加くださいました皆様、とても楽時間となりました。ありがとうございました。次は、7月6日の蟹座新月に合わせて行いますので、またどうぞご参加くださいますよう、楽しみにしていますドキドキ