2023年『重大』事件 | Kai-cota-anとのblog

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(2021.11.27、18歳2ヶ月で虹の橋へ)

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元保護犬な『天パのお嬢さん』ビションフリーゼ琥珀(アンバー)さん(2022.8月現在5歳)

10大ニュースではなく

『重大』事件の記録。


父ちゃんは20数年に病気をし

治療の副作用で味覚と唾液を消失

それは、体のダメージ回復と共に

少しずつ回復したのだが、100%

とは行けてはいない。


居眠り時にヨダレたらーっ位で

味覚は、元々が子供な好み味覚で

ハヤシライスを注文し、間違えて

カレーライスが出てきても

「スパイシーなハヤシだ」って

疑問を、持たない味覚(汗)

どの程度まで回復したか?不明。


回復したと言え、100%ではなく

普通にあれこれ食べれるけれど

食事は水分必須で、餡掛け系が

特に食べやすいらしい。


な、前提で


8月終盤のある日

「どうしても◯◯が食べたい!」

とのリクエストで、外食した。


『どうしても』か強く出たのか?

元々の子供な味覚(がっつき)か?

注文した料理がテーブルに届くと

いそいそと『がっつき』始めた。


普段から注意しているけれど

『どうしても』が勝った瞬間だ。


ケホケホ噎せて咳き込んだから

「背中ドンしようか?」と、私。

手を横に振り、大丈夫と返答。

が、ケホケホは止まらず。

「お茶かお水を飲めば?」

「背中叩こうか?」返答はなく

唇が紫色に変わって行った。


「ちょっと!チアノーゼ!」と

父ちゃんの席側へ行き、背中を

叩かねば!と、思った瞬間


お茶を飲もうと湯飲みを手にし

それが手からゆっくりと離れて

同時に、父ちゃんは半目白目!

そのままベンチシートの座席に

横たわるように崩れ、テーブルの

下へ流れるように滑り落ちた。


ヤバいのは一目瞭然。

兎に角、テーブル下から出さねば!

腕や肩を掴み、引っ張るけれど

脱力した軟体状態で動かせない。


急がないとヤバい!

「すみませーん!医療関係の方は

いらっしゃいませんか!助けて

下さい!」と、呼びかけた。


無事だったから

今だから言える余談だが

私の声は、無駄にやたら通る。

普段はトーンを落としているけど

伝えようとしたら、叫ばなくても

恐らく野球場のベンチから外野でも

届くだろうと思う。(元ウグイス嬢)


この時も、多分店内いた方、全員に

届いていたようで、厨房の方まで

身を乗り出していた(汗)


医療関係の方は現れなかったが

スタッフさん3人が来て下さり

2人がテーブル下から出してる間

1人は子機で救急を要請。

上半身を支え起こしていた。


このままじゃ、救急来るまで

間に合わないかも…と、思った時

近くのテーブルにいた男性が

「ちょっと任せてみて」と。


父ちゃんと同世代位かな?

背後から脇の下に腕を通して

片方の手を握り、みぞおち付近に

当て、もう片方を添えた状態で

父ちゃんの上半身を締め、圧して

持ち上げるような動作を5~6回


父ちゃんの目がうっすらと開き

軽くケホケホ。意識が戻った!


「大丈夫そうかな?お水とかは

救急の指示を待って」

男性はそう言って席に戻った。


スタッフさんが背中を支え

ずっと父ちゃんに話しかけ下さり

意識が戻ったとは言え、ボーッと

していた父ちゃんも、少しずつ

状況がわかったようで…


程なく救急隊が到着。

若い隊員さんが応急処置をして

下さった男性とお話をされて

隊長さんらしいベテラン男性が

父ちゃん、私とスタッフさんから

聞き取りする間、もう1人の方が

父ちゃんの血圧や聴診etc.


結果としては

誤嚥からの窒息で意識消失。

迅速処置が必要な所、隣席男性が

覚えがあり、適切な処置をした。

窒息から血圧は若干高めだが

緊急性はなし。


救急搬送しても血圧と聴診

問診と注意位で帰されますね。

どうしますか?

申し送り報告して共有しますから

もし帰宅後、体調に変化があったら

遠慮なく呼んで下さい(^ー^)


で、救急搬送はなく


応急処置をして下さった男性

他のテーブルで騒動に接した方々

お店のスタッフさんらにお礼と

謝罪をして帰宅。


父ちゃんいわく

『どうしても』なお料理が並び

ワーイ♪状態で、早く食べたい

で、余り咀嚼せずにゴックン。

結果、喉に詰まりケホケホしたが

詰まりは取れずに、焦るうちに

ブラックアウトしたそうだ。


背中をドンしたら落ちたかも

そしたら、救急呼ぶ事もなくて

お店やお客さんに迷惑もなかった

何で背中を叩くのを拒否したの?

って言うか、唾液少ないって事

自覚ないの?よく咀嚼は勿論で

水分補給しながらが鉄則でしょ!

好きだから一杯食べたいじゃなく

美味しく味わって食べなさいよ!

余裕ある大人の食べ方してよ!

etc.…私から小言や説教の嵐。


で、気がついた。

お会計は済ませて来たけれど

お料理には、ほぼ手付かず。

晩ごはん食べてないやん(泣)


と、思えるのは大事に至らず

帰宅出来たからこそ。

意識が戻らなかったり…なども

十二分に起こり得る状況だったし

救急搬送で治療後、後遺症とか

「会わせたい人を…」って事も

あり得た状況だったのだから。


本人も、さすがに懲りたらしく

『歳の数だけ咀嚼せいっ!』を

心がけているようだ。


幸い、後遺症等はないようで

いつも通りの日々を過ごしている。


が、私に後遺症が刻まれた。


あの時、白目半目で崩れ落ちる

父ちゃんの顔や状況が深く刻まれ

ちょいちょいフラッシュバック。

トラウマになったようで。


あれ以来、父ちゃんと

向かい合っての食事が出来ない。

疲れていても、外食が出来ない。

家では90度隣で食事しているが

つい、ちらちら横目で確認して

ケホケホしたら血の気が引く。


唾液少ないから、これまでも

少ない刺激でケホケホしてたが

過剰に、敏感に反応してしまう。


父ちゃん本人は

喉元過ぎれば暑さ忘れる状態で


『喉元過ぎなくて、詰まらせた

から、こんなやろがっ!』って

心の中で叫んでいる(汗)




そんな今年の下半期


シニアの愛しさが加速傾向な

小太郎と、仕草も表情、反応etc.

一々が面白くて可愛いお嬢さんに

日々、救われている。

 

新しい年は、波風がなく

ゆるり笑って過ごせますように