です。シリーズでお伝えしている「食」で癒しの続きです

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大学生になったもとひきこもりjuju(仮名)ぼ毎日せっせと学校に通っています。
時々休むこともありますが、朝早くから夜遅くまで帰ってこないこともあります。高校1年の時のあの悲惨な時から比べると信じられないくらい生活はきちんとしてきました。
ただ私は個人的にこういった事は急激に良くなるものではないと思っています。こういうことって「◯◯したらあっという間によくなりました!」っていう事はないと思うのです。
きっとフーコーの振り子のように良くなったり悪くなったりを繰り返しながら全体のレベルがあがっていくものだと思っています。私自身もそうやって成長してきましたから。
jujuは大人の私からみると、まだまだいろんな事を乗り越えていかないといけないように思えます。
jujuが彼の人生を楽しく生きて行くために、今の私に何が出来るか、時々そんな事に思いを巡らしていますが、考えても結局何も出来ないことが多いですね。毎日を普通に積み重ねていく。結局出来る事ってそれぐらいです

さて本題です。
jujuと生活するようになって、次に私が決めたルール。それは
「jujuの友達は丁重にもてなす!」
です。
jujuは学校には行かないのですが、友達がよく訪れてきました。女の子の友達が訪ねてくることもしばしば。子供が小さく手がかかる上に、jujuや夫の世話、姑との関係もあり、いろいろ精神的には疲れていた時期だったため、私のテリトリーに知らない子供達がくることに最初は少し閉口しました。彼らは私に挨拶もせず直接jujuの部屋に行くので夕飯の時まで来てるのさえ気づかない時もありました。近所の昔からの知り合いもいれば、悪い友達ではないかと思えるような子もいます。
彼らは夕方遊びにきて夜遅くまでいることもあり、最初は子供達が家に遊びにくるたびに気を使わなくてはいけなくてストレスを感じていました。
でもある日思ったのです。どうせ来てしまうなら我が家にやってくる子供達とフレンドリーにつきあおうと。
私はもともとさばさばした女友達が多く、良い人もちょっと付き合いにくい人も含めて「人」が好きです。たとえ年が離れていても同じようにいろんなタイプの子供達と人間らしく普通につきあおうと思いました。
それ以来友達がくると、あまり気を使わない程度に出来るだけもてなしてあげました。
ですから、友達に「ご飯食べてく?」と直接聞いて「いる」といえば一緒に用意してあげるし、「いらない」といえば簡単なお菓子を出してあげる。人数が多い時は「ちょっと手伝って」とご飯の準備を手伝わせたりしました。
直接私が声をかけるようになると、子供達は「すみませーん、おじゃましています!」とか「ありがとうございます!」とか元気よく挨拶するようになってきました。何度も見かける子はだんだん顔も覚えるようになったし、「高校のお友達なの?」とか会話もするようになりました。その頃から子供達に名前も聞くようになりました。名前さえしればその後は「◯◯くん、またきたの?」「◯◯くん、将来何になりたいの?」とかよりプライベートにつっこんで話もできるようになりました。
やがて、jujuの友達の一人はjujuのところに遊びにくるついでに私のところによって話しこんでいくようになりました。彼はjujuの状態を心配していろいろ私にアドバイスしてくれました。
またなかには何も言わずに泊まっていく子もいたのですが、高校の頃私も友達の家に泊まりにいったりしていたので、そこはあまり厳しいことは言わず夕飯を出してあげたりしてもてなしてあげました。最高では4人の友達が9泊もした時もあります!
正直げっそりしてしまいましたが、でも、最後はBBQをしてあげて子供達がベランダで開放的な気分でご飯を食べられるようにしてあげました。
そして丁重にもてなした結果何を得られた事。
・かなり若い少年達と仲良くなれました(笑)
・jujuと同世代の友達が何を考えているのか少しはわかるようになりました。
・jujuとの会話が増えました。
・私のうちでご飯を食べた子供達はお腹がいっぱいになると、日中jujuを連れてあちこち遊びに連れ出してくれました!
・jujuが明るくなりました!
このルールは本当にjujuにとっても私にとっても良いことだらけでした。何しろ若い子供達には純粋な心と無限の未来へのワクワクで溢れています。そういった新しい世代の子供達の「ワクワク」のエネルギーを知る事はとても楽しい事でした。
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