父が帰ってきた。開口一番、

「おい、会社、辞めてきたか!!」

と私に話しかけてきました。

私は、父の問いかけのあまりの勢いに少し怖気づきながらも、小さな声で正直に答えました。

「……辞めなかった。」

「なんで辞めてこなかったんだ!!もうお前の泣いている姿や苦しんでいる姿は見たくないし、帰ってきて家が暗いのはイヤなんだ!ウチはおまえひとりしばらく働かなくても充分やっていける余裕はあるんだからそんな会社なんて辞めてしまえ!頼むから!!」

…父は、威圧的でありながらもものすごく困惑した雰囲気でした。

 

その夜、私は眠れませんでした。。。

どうしたらいいのかな、どうしたらいいのかな。。。

翌日、会社帰りにフラフラと立ち寄った本屋さんで私は運命の本に出会うことになりました。