みなさんは何かに対して「エモい」と感じたことありますか?
最近の言葉かと思いきや、1980年代から使われているらしいです。どういう意味かというと、
エモい・・・うまく説明できないけれどなんかいい
要は、一般的な良し悪しではなくて、その人個人の感情や感覚で「なんかいい」としみじみ感じること。
消費の世界でも、自分が「エモい」と感じるものにお金や時間を消費することをエモ消費と呼ぶようですね。
最近の私だと、ブログで何度も書いているキングヌーの音楽に「エモい」と感じ、彼らの楽曲をダウンロードしまくったわけですが、これは完全にエモ消費ですね笑
21世紀の魔法使いと言われている落合陽一さんが「エモい」をよく使っていて、こう語っています。
人間にとってエモいこと以外は、もう全部コンピューターにやらせればいい。
『エモい』とは、ロジカルの対極にある、一見ムダなもの。『もののあはれ』や『いとをかし』である
ちなみに、
「あはれ」とは、切なさ、哀しさ、恋しさ、愛おしさ含め、しみじみと深く心に響くような強い感情を、
「をかし」とは、興味が引かれて面白いとか、美しくて心が引かれることを言うそうです。
「をかし」は、少し理性が働く感じなので、イメージ的に「エモい」は「あはれ」のほうが近いかな。
ちなみに、ルノルマンカードに「エモいってなに?」と聞いてみたら、これらのカードが出ましたよ笑
ムチ+月+魚。
「ムチ」は強い衝動
「月」は感情や情緒
「魚」はたくさんの、豊かな
あふれんばかりの強い感情というのをそのまま表していますね。
「月」は理性と程遠い。うまく説明できないけど「惹かれる」というやつです。
なんでこんな話をしたかというと、一見ムダだと思えるようなことに、時間やお金を使うことが、その人の人生を豊かにし、精神的充足を得られるということが往々にしてあるからです。
タロットやルノルマンカードもそうで、カードリーディングが上達する人には共通点があって、
ムダをものともしない
ってことなんですよね。
コツコツ学んだり、引いたカードについて時間をかけて思索したり、一見カードリーディングに関係ないような情報にも目を向けたりしているから、豊かなリーディングができる。
逆に、簡単にノウハウだけ知りたいとか、カードの読み方だけ見て他はスルーという感じだと、表面的で一般的な知識しか身についていかない。
最近本当に思うんですが、ほとんどの問題は、
「見えていないこと」
「見ようとしていないこと」
にあると感じています。
そうすると、大事なものを見落としてしまいますよね。
視界を広げると、途端に世界は違って見えるのに。
「見えていない」と、そんな世界があることさえ気づかない。
視野が狭いと、気づきづらいんですよね、やっぱり。気づかないうちに、たくさんのものを見落としている。
「エモいとか興味ないーー」だと、今のビジネス市場がどう動いているかにも気づかないから、古いやり方を続けることになる。
カードリーディングの「やり方・読み方」だけを学んでも、世の中がどうなっているかが見えていないと、ビジネスはうまくいきません。
リーディング自体も同じ。思い込みや固定観念があると、大事なことが「見えてこない」から読めない。
だから、
自分は何が見えていないのかに気づいて、
意識して「見ようとする」
ことが大事です。
ブログやニュースも、自分が関心があることだけではなく、ちょっと視点を高くして、「世の中」が関心があることってなんだろう、という視点で、いつもは見ない記事を意識して読んでみると、ガラッと世界はひろがります。
自分が「見えている範囲」が広がれば広がるほど、問題は問題でなくなりますし、より多くの可能性に気づくようになります。
「あなたに見えていないもの」はなんでしょう。
そこに気づいたとき、それを見ようとしたとき、「審判」が現れ、それまで眠っていた可能性が開かれます。