日本のフワフワとしたパンが恋しくなりますが、私が住んでいるところと日本では、小麦粉の分類が異なるので、たとえば強力粉が欲しくても、そのようなものは手に入りません。

 

違いについて簡単にいうと、日本ではタンパク質(グルテン)の量で分類されていますが、こちらではミネラルの量が基準となっています。主に、550の小麦粉が(白い)パン作りには使用されますが、メーカーごとの差こそあれ、この種類の小麦粉に含まれるタンパク質の量は日本の中力粉レベルしかなりません。

 

そこで、小麦粉が強力粉レベルになるように、何をするかというと、原始的にグルテン粉を加えるわけです。グルテンフリーという世の中の傾向に逆行するようですが、小麦粉のパッケージに表示されているタンパク質の量をもとに、簡単な算数の計算をして追加するグルテン粉の量を決定します。使い方は簡単で、小麦粉といっしょにふるいに掛ければオッケーです。

 

あとは、小麦粉専門店に行って、イタリアの小麦であるマニトバを入手するのも一つの方法です。この小麦粉は強力粉レベルのグルテンを含有しているので、そのまま日本のレシピでパンが作れます。

 

こちらでは、小麦粉だけの白パンの他にも、アレルギーが出にくいとされる古代小麦のディンケル小麦も簡単に手に入ります。ディンケル小麦は扱いが通常の小麦粉とは異なり、こねるのではなく、スケッパーで水などと切るように混ぜ込んでいきます。とっても香ばしい薫りして味わい深いパンが焼き上がるので、お気に入りです。