こんにちは。

 

前回(10月)の矯正歯科では、

前歯のブラケットの貼り替えがありました。

下顎左1~3番と、

上顎の左右の1番のブラケットです。

 

そして、貼り替えの目的について、

上顎の左右の1番に関しては、

歯が完全に垂直には生えていなくて、

少し右側に「なびいている」のを

治すためだろうと

思っていました。

 

この想像は、

どうやら当たりだったようです。

 

本当に微妙な変化なのですが、

前歯がまっすぐになってきたように

思います。

 

私の場合、笑顔になると

上顎の歯(左右1番からぎりぎり6番まで)

が見えるのですが、

今までは、

鏡の中で笑顔になった瞬間に

「歯列が傾いているよね」

という事実に直面して

ため息をつきたい気持ちになっていました。

 

ところが、このひと月で

一番目立つ前歯がまっすぐになってきて、

自分の笑顔を見たときの違和感が

なくなりました。

 

それで、嬉しくて、

しょっちゅう鏡の中の自分に

笑みかけてしまいます。

 

よくよく見れば、

まだ右奥歯が頬側に傾いているためなのか、

スマイルラインは完全な左右対称ではありません。

右奥のほうが左奥より上がって見えます。

 

でも、いつかは右奥歯の傾きも

治してくれるみたいなので、

その時にスマイルラインの非対称も

治るだろうと、

期待して待つことにします。

 

思い返せば、

ここに至るまで、

歯列の傾きが気になることについては、

先生に何度も繰り返し言ってきたと思います。

 

その度に、

私が言っていることを

先生に理解してもらえたのか、

もらえなかったのか、

よくわからない、

なんとももどかしいやり取りが

繰り返されてきました。

 

その原因として、思っていたことは

次のようなことです。

 

私が「両1番が右側になびいている」というとき、

私はいつも「顔」を基準にしていました。

 

両目を結んだ線でも、

両耳を結んだ線でもどちらでもいいのですが、

そういった顔の中の水平線に対して、

前歯が垂直に生えているか、

について、私は気にしていました。

 

その一方で、

先生が毎回の治療内容を決めるために、

一番使っている資料は、

口腔内写真(毎回必ず、というわけでは

ありませんが、かなり頻繁に撮影があります)

です。

でも、それを見ても、目・鼻・耳の位置は

わかりません。

 

そして、

先生は上顎の歯槽骨という「土手」に対して、

歯が垂直に立っているかどうかを

気にされているような気がしました。

 

もし、U字型の「土手」自体が、

右上がりに傾いていたら、

その上に生えている

U字型の歯列も「土手」に合わせて

右上がりに傾くでしょう。

 

この状態であっても、

歯は歯槽骨に対して垂直に立っているので、

先生的には、「正しい」状態になるのかな、

と思っていました。

 

そして、私の上顎の「土手」が

右上がりに傾いている可能性は、

かなり高いと思っていました。

 

若い頃、いろいろあって、

右側の食いしばりが本当に酷かった時期があり、

その時に右側の歯槽骨が

減ってしまったということは、

十分に考えられることでした。

 

10月の矯正で、

先生が上顎の左右の1番のブラケットを

貼り換えてくれた時は、

もしかすると、

先生は私の気持ちを汲んで、

「土手」基準ではなくて、

「顔」基準で垂直になるようにと、

考えてくれたのかもしれません。