私は毒親育ちとしては珍しいのかもしれませんが、
10代の頃からずっと、
子どもが欲しいと思っていました。
赤ちゃんとか幼児って、
本当にかわいくて、
一日中見ていても全然飽きない、
と思っていました。
自分の親のことは反面教師にして、
子どもの気持ちをきちんと受け止める
優しいお母さんになろうと思っていました。
自分の親の子育てに関する、
それこそ無数のあれこれについて、
「私は絶対、そんなことはしない」
と誓っていました。
当時、「毒親」と言う言葉は
まだありませんでしたが、
自分の親のやり方が「間違っている」ということは
10代の私にも理解できていたんですね。
ただ残念ながら、
私は子どもを授かることはできませんでした。
アラフィフ、というよりアラカンまでもが
見えてきた今も、
子どもがいないことに心が痛まない、
と言ったら嘘になります。
まあ、何とか気持ちに折り合いはつけていますが。
主人と二人だけの家族ですが、
仲が悪いわけでもないし、
二人とも(「花粉症」とかちょっとした体調不良を除けば)
健康だし、
仕事はあるしで、
毒親のもとに居た頃に比べれば、
今は天国にいるようなものですよね。きっと。
でも、今ひとつ自信がないのは、
今もって毒親があれこれ口出し・要求・人格否定してくるからかなあ?
「幸福になりたければ毒親とは絶縁するしかない」
というのは真実なのかもしれない、
そう思ってしまうような出来事が
最近あって、落ち込んでいます。
矯正の先生との間のコミュニケーション齟齬が
落ち着いたばかりなのに、
一難去ってまた一難です。