12月と1月のワイヤー調整の時に、

「えっ?」

と耳を疑うような、

(矯正の)先生に対する信頼がいっきに崩れるような

そんなご発言が幾つかあったので、

ここ数か月、落ち込んでいました。

 

たとえば、

 

★ 名前を間違って呼ばれたこと

(←それも連呼。5年も通っているのに、

カルテを見ればわかるはずの名前を間違えられるなんて、

思ってもみませんでした。)

 

★ 6番の移動に時間がかかっている大きな理由は

ワイヤーがよく折れるからだという説明のあと

6番を動かすのに時間がかかりすぎて

もういやだというのなら、被せもので隙間を

埋めることができる

と唐突に言われたこと。

 

(←「ワイヤーが折れるから時間がかかっている」という

ことはお互いが事実として認めながら話していたし、

「時間がかかりすぎて、もういやだ」

というようなことを私が言ったことは、

今まで一度もありません。

 

なので、

何故このような、まともな矯正医の発言とは

とても思えない提案をされたのか、

理解できません。

ちなみに私はインレーの入った歯は少なからずありますが、

神経治療や被せものは今まで一本もないんです。)

 

★ 「被せもので…」という提案に対して、

「(クイック矯正とか)被せもので治すなんて、

考えたことありません。」

と答えると

じゃあ、どうしてほしいんですか?

と詰め寄られたこと。

 

(←「希望はもちろん、

治療計画どおり3年半で治してほしいだけれど、

でも難症例だから計画どおりじゃなくても

しょうがないよね」

と思って

「3年半で治してください」

と言いたくても言わないで、我慢して通院し続けてきたのに、なんという言い草ですか、先生?)

 

★ さらには

当初、(動的)治療が3年半なんて

私(=先生)、言いましたっけ?

(←精密検査後に頂いた治療計画書に

そう書いてあります。

治療計画書って、先生にとっても患者にとっても

ある程度コミットメントの期待されるものでは

なかったのですか?)

 

その日は、もう頭の中「???」だらけの

ショック状態で帰ってきました。

「心ここにあらず」で、

よく無事に電車に乗って帰ってこられたなあと

思います。

 

若い頃の私だったら(多分、5年前の私でも)、

「何が何だか訳のわからない、ひどいことを言われた!」

と落ち込んだまま途方にくれて、

関係をフェイドアウトする方向に

もっていったかもしれません。

(それが例え自分の不利益になるとしても。)

 

でも、今回は違ったんです。

 

「これは、今まで疑わなかった先生のことを、

私がこれからも信頼し続けることができるかどうかの

瀬戸際なんだ」

と気付いたのが、まず大きな一歩。

 

「信頼できるのかどうか、自分ひとりで熟慮して決める」のではなく、

「まず、先生の真意を確かめるために、勇気はいるけれど、先生ともう一度話してみよう」

と「決意」できたのが、次の大きな一歩。

 

←まるで「けんかした友達と仲直りするにはどうすればよいのか」を経験から学んでいく小学生のようですが、

毒親育ちには、こういった「対等な関係におけるフェアなコミュニケーション」の経験が圧倒的に欠けているので、

これだけでも、私には大きな大きな大きな前進です。

 

続く