小学校3年生のとき、

母に思い切って

「髪の毛、伸ばしたい。

自分でちゃんと結わくから。」

と頼んでみました。

 

自分の髪型について、

いちいち親に許可を得なければいけないなんて、

このこと自体が「異常」だと

今は、理解できていますが、

当時の私には

「自分のことは自分で決める」権利は

与えられていませんでした。

また、それは「子どもなのだから当然」だと

思い込まされていました。

 

それで、

長年の夢だった髪を伸ばす許可がもらえたとき、

とても嬉しかったです。

やっと、髪を結ったり編んだりして

女の子らしいことができると。

 

この時の親が

何を考えて髪を伸ばす許可を出したのかは

知りませんが、

世間体を考えて、

しぶしぶだったのだろうと

思います。

 

何故なら、

毒親は、私が髪を伸ばすようになってからも

「あんたには短い髪の方が似合う。」

「りん2021,いつ短く切るんだ?」

としつこく言い続けましたから。

 

それも、何か髪型について話題になるような

きっかけがあって、

言うのではないんです。

 

例えば、窓から外を眺めてぼーっとしている時。

例えば、夕食の前に本を読んでいる時。

例えば、寝る前の歯磨きをしている時。

 

親とはなんの話もしていないときに、

唐突に親の声が降ってくるんです。

 

こういうのって、

結構、疲労させられます。

 

無防備なところに

突然(小型ではあるものの)爆弾が撃ち込まれるので、

とっさに身構えて

「(短くするのは)いやだ。伸ばしたい。」

と防衛しなければならないわけですから。

 

幼稚園の頃、

「おとこおんな」と

からかわれたような短髪は

自分に似合わないことは、

わかっていましたので、

「あんたには短い髪の方が似合う。」

という白々しい嘘には辟易しました。

 

そして、そんな嘘でごまかして

子どもを自分の言いなりにしようとする

毒親のいやらしさにも辟易。

 

そもそも自分の髪を伸ばすか、

短くするかを決めることなんて、

それこそ基本的人権の一つだと思うのですが。

 

毒親はどうしてこうまで

子どもをペットや意思のない物品のように

扱うのでしょう?

わたしがおさげ髪にしていることで、

親は何か精神的・社会的・金銭的迷惑を被るのですか?

 

 

そして私が6年生の時、ちょっとした事件が起こります。

 

毒親は二人そろって

「もういいかげんに髪を切れ。一か月以内に切れ。」

と言い出しました。

 

もちろん、何らかの理由があって

「髪を切れ」と言っているのではありません。

 

単に毒親の我儘が高じて

「娘が娘のしたい髪型にしていることに

これ以上、我慢できなくなった」

ということではないか、と思います。

 

(書いていて、疲れてきたので、すみません。

続きはまた今度書きます。)