「今の仕事を続けるべきだろうか」「転職した方がいいのだろうか」と、退職すべきかどうかの瀬戸際で悩んでいる看護師は多くいるでしょう。
退職は人生の大きな転換期です。後悔しないためにも、勢いで退職を決めるのではなく、本当に退職すべきかどうか考え尽くして決断するのが大切です。そこで以下では、看護師が退職すべきかどうかの判断基準を考察してみました。
退職を考える際、なぜ退職したいのか、その理由を明確にしておく必要があります。長時間労働や夜勤の多さ、給与・待遇への不満、職場の人間関係、結婚や出産・育児との両立の難しさなど、さまざまな理由が挙がるでしょう。このように、退職したい理由を明確にすることで、自分が本当に求めている働き方や、理想の職場が見えてくるはずです。
また、退職後のキャリアプランも考えておきたいところ。退職後、どのような仕事をしてどういった生活を送りたいのかなど、将来のビジョンを具体的に描いておけば、転職活動をスムーズに進められます「他の病院で看護師として働きたい」「しばらく休養して、子育てに専念したい」「全く違う分野の仕事に挑戦したい」など、将来の目標を定めて、具体的な行動を起こしましょう。
もし、今の職場で精神的に限界を超えそうなほどつらい思いをしている場合は、無理して続ける必要はありません。一時的に休職して退職、という選択肢も視野に入れましょう。精神的なストレスは、想像以上に心身を蝕むものです。心の病により、人生が壊れてしまうこともあり得るため、放置することは大変危険です。健康的な心身より大事な仕事などありません。自分の身は自分でしっかり守りましょう。

人間関係でのトラブルを経験してしまうとなかなか仕事に戻りたくないという気持ちを払拭することができません。看護師として働き続けたいという気持ちがあっても、同じようなトラブルが新しい職場でも起こってしまう懸念を取り払えない場合も少なくないのです。
トラブルを原因として退職するのに苦労した人ほどそういった考えを持ちがちであり、転職や再就職も躊躇してしまいます。そんなトラブルの起こらない職場を見つけるのは難しいと決めてかかっているからです。
しかし、現実にはうまく職場を選んで転職や再就職を遂げている看護師もいます。その際の選択肢として派遣で働くところから始めているのが一例です。職場に適した人材を確保したいというのは病院側としても同じことであり、仮採用ともいえる派遣期間を経て最終的には常勤として正規雇用するのを見越した派遣の形もよく行われています。採用予定派遣と呼ばれるスタイルであり、このシステムを利用してうまく問題を払拭しているのです。実際に数ヶ月は働いてみて現場での状況を確認できるのがメリットであり、それで良い人間関係が作れたら正規雇用をお願いすれば問題ありません。
こうやって安心して働き始めてみて現場環境を見てから働き続けるという決断をする看護師もいるのです。雇用者側と被雇用者側の合意があって正規雇用に移行するため、もし職場に懸念があれば断ることもできます。そのため、採用予定派遣は人間関係のトラブルを未然に防ぐ方法として選ばれるようになっているのです。
上記してきたものは人間関係を苦に退職し、転職について話してきましたが、そもそも退職するほどの人間関係だったのかというところに着目してみてください。渦中にいるときは一刻でも早く辞めてしまいたいという気持ちが大きいかもしれませんが自分の行動一つで環境は変えることが出来ます。もし信用を失ったとしても信用を取り戻せる可能性もあります。なので今一度自分の環境を見直してみてください。

今まさに看護師の仕事を辞めたいと考えている人は、せっかく手に入れた資格が無駄にならないようにするために、落ち着いて考えることが大切です。悩んだ勢いで退職してしまうと、後悔してしまうことが多いので、必ず明確な理由を見つけてから次のステップに進むことをお勧めします。
もちろん「看護師を退職してから、やりたいことがある」というのであれば、明確な退職理由になります。また結婚や出産といったおめでたい理由があれば、離職は仕方ありません。しかしそうではないと言うのであれば、職場が辛いと言うだけの理由で退職するのはナンセンスです。最低でも、今以上にキャリアアップが出来るところに就職を決めて、その上で動くことをお勧めします。
今も看護師というのは、女性にとっては憧れの職業です。なろうと思っても、なかなかなることが出来るものではありません。家庭の事情や年齢などで看護師に挑戦出来ない人もたくさんいます。「仕事を辞めたい」と思ったその気持ちも本心ではあるかもしれませんが、よく考え直してみましょう。これからやりたいことが、今働いていること以上に価値のある事かどうか、じっくり比較することが大切です。とにかく早まっても何も良いことは無いので、一旦深呼吸をして、冷静に考えてみましょう。
看護師は全国どこでも医療施設や介護施設が豊富なので、再就職も可能ですが、施設や年齢によっては苦労する可能性もありますので、じっくりと腰を据えて検討したいところです。
辞めたいと思ったときには、まずはこちらを見てから退職を決めても遅くはないのではないでしょうか。
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