今回のテーマは【評価期間】です。

 社員が頑張るのは、過去の実績ではなく、この半期の間に頑
 張ったか/頑張らなかったかだけを見ているからです。

 ところが多くの会社は、「5年前はどうだったか」など、昔の事を持
 ち出します。過去のことは関係ありません。夫婦喧嘩をすると(特に
 奥さんが)昔のことを持ち出してあれこれ言いますが(笑)、

 “この半年間でどうだったか”と、“期限を決めて”評価すると、会
 社でもプライベートでも、うまく行くのです。


 
 なぜ「6カ月」かというと、皆、前の事を引きずるからです。
 以前成績が悪かった人が「悔しい」という顔になると、成績が上が
 ってきます。
 キャンペーンで負けたり、解約があって悔しいと思わなければダメ
 なのです。悔しいと思わない人は、早く武蔵野を辞めたほうが良い、
 ホントです(笑)。

 その昔、一世を風靡したハイセイコーという名競走馬の騎手をした
 増沢(末夫)さんが引退会見した時「騎手としてまだ充分できるのに、
 なぜ引退するのか?」と記者に訊かれて、

 「僕は、勝負師なのに、 2着で負けて

 悔しいと思わなかった。 

 勝負の世界で勝てなくて、 悔しいと

 思わなくなったから勝負師を辞めるのです」


 と言っていました。

 それと同じです。セールスに行って、契約ができなかったら、「悔しい」
 思わなければいけません。

 評価は過去形ですが、半期(6カ月)で見ています。ですから、今
 期の成績が良くなくても、次の期があります。でも、2回C評価だ
 った成績の悪い人は、3回目にC評価だったら降格です。

 でも、提示した条件をクリアすれば、待遇(グループ)が上がること
 も、すべて本人に(面談で)言います。
 
  
                    ある朝の早朝勉強会にて
                      株式会社武蔵野 小山昇ブログより