1:超・超・超大人しい子は使えない子と見られる
もっとこれいえや、あれいえやがRED RICEの中にあり、筆者のレジでは不十分だと感じたのだろう。
筆者がレジをしてると、RED RICEが後ろから食い気味に割り込んで話すようになった。RED RICEのどもった低い声は、怒っているように感じ、気楽だった心がギューと締めつけられていった。そして、レジ打ちから皿洗い係になった。
⚫⚫ちゃん、こっちの方が楽やろ?
レジはおっさんに任せときーや
おっさん喋り得意やねん
10代ならまだしも20代前半の女子には厳しい戦力外通告である。
(調理補助以外のことをしてみたかったのに、また調理補助か。素手で皿洗いしたくないレジがしたいといってもこの人の前でレジやるのやりづらいしな…)
そんな事を考えてると、
じゃー、⚫⚫ちゃん🍙握ってみよっか
とRED RICEが見本を見してくれた。
2:初めての🍙作りで失望
まず、さっきまでスマホやらレジやらを触ってたRED RICEが手を洗わない。
その素手のまま、少し赤カビのような色になっているダイソーのおにぎりメーカーを出してきた。次に、水道水が入ったバケツに手を入れ、汚い雑巾(ダスター)で手をふいた。そして、色々なものが混じった塩を触り、🍙を握りだした。具材はスーパーで安く売られているパック詰めの明太子や昆布など。海苔に関しては、乾燥剤を入れてない容器(使い古されたスーパーの惣菜容器)に入っており、カピカピに湿気ていた。
筆者は汚すぎる人とこだわりの無い厨房を見ながら、飲食店の実態に頭を抱えた。
嫌と思いつつも、RED RICEのように手を洗わずに言われた通りのことをした。
それから簡単な調理補助をしていると、背筋が凍る行為を見てしまった。
RED RICEは調理した鍋に直で指を出し、ペロリと味見をして、またその指で味見をしたのだ。おかげで唾液入りのものが完成した。
🍙食べやすくておいしかったですって話していた赤ちゃん連れのお客さんにこの光景を見せたらどう思うか。
「ここはこんなことをして値段に見合わないものを高く売っています!!だから買わないで!家で🍙なんて簡単に作れるでしょ!」とお客さん全員に言いたかったが、そんなことはできない。誰にも言えない悔しさで辛くなった。
3:指示がないと動けない肩身の狭い、RED RICEと2人きりの時間
それも朝の6時から13時までのシフトであった。その間、お客さんはちょいちょいしか来ないのに速さを求めたがるRED RICEは恐さを増してた。
そして、これからの展開を左右する事件が起こった。
⚫⚫ちゃん、あそこの自販機でストレートティー買ってきてや
紅茶やコーヒーを買ったことも飲んだこともない筆者はそういうストレートティーという名前の飲み物があるのかと勝手に思い込んでいた。いざ、自販機に行くと、そんなものはない。代わりに、無糖とミルク、レモンがあった。無糖と、RED RICEが前に好きといっていたレモンにするか悩んだ。今考えたら、もちろん無糖だが、3連勤6時起き&バイトが嫌すぎて寝れずほぼオール状態だったので判断力がなかった。そして、レモンティーを選んでしまった。
⚫⚫ちゃん、違う違う。ストレートっていったやん?
呆気にとられたRED RICEの笑顔を見た。さらに、ストレートティーが分からなかったと言えば、じゃーなんで聞かへんのやとなると思い、この前レモンティーが好きっていっていたのでこっち選びましたと下手な事を言ってしまった。 ここでコイツ話を聞かへん奴やなと思われたのであろう。
4:辞めた日に起こった出来事
この日はテレビの生中継があり、朝から異常にバタバタしていた。その分、RED RICEからの指示が多く、はい分かりましたと返事をしても、何回も何回も執拗に言ってくれた。(しょうがないがうざかった)
しかし、RED RICEの声はどもってて低く私にとって聞き取り辛かった。そして、聞き取った部分を勘違いし、ミスをした。すると、
⚫⚫ちゃん、人の話を聞いてないなー
他の人からも言われるやろ
RED RICEのせいにする訳もできず、
「自分の耳が遠いんですかねー」と返した
いやいや、病気か?違うやろ、病気の人はもっと声がデカイんや。人の話を聞こうとしてないからや
チクリとくるようなことを言われてしまった。実際、私は病気であった。しかし、今まで病気のせいにはせず、頑張って生きてきた。人の話を聞いていないと言われ怒られたことはこれが初めてであった。 そんな中、たまたま出来上がったお弁当をレジ前まで持っていったときにお客さんが来てしまったのだ…!私は厨房まで戻る訳も行かず、レジをした。案の定、RED RICEが割り込んできた。レジが終わると私の手は震えていた。
そして、近くのスーパーまでおつかいを頼まれた。外を出ると、あまりにも広い世界に私は何をしてるんだろう、このままバックレようかな、誰かに話を聞いて欲しいなと考えた。ベンチに座っている暇そうなおじいちゃんやおばあちゃんは見当たらず、Googleマップで相談所も探したが近くにはなかった。そして、買い出しが終わり、🍙店までこの信号を渡るだけのところまでトボトボと歩いた。なんと、目の前に障害者就労支援センターがあった。営業時間より1時間も前だったが、私は藁にもすがる思いで中に入った。中に入ると、奈美悦子に似た女性が対応してくれた。そうそう、ダンボールを敷いて寝てる油っこいおっさんじゃなくて、私はこんな女性を待っていたんだといろんな思いが混み上がり、一気に涙が溢れた。
障害者手帳持っていたら一緒に文句行けるんだけどね〜これも社会勉強だと思って1人で頑張って辞めるっていってきな
と言ってもらった。正直、このまま1人で行けばRED RICEからまた傷つけられそうな気がして、一緒について行ってほしかったが、さすがにそこまでは出来ないとのこと。(そりゃそう)
またトボトボ向かっていき、店内に向かうと、
えっどうしたんどうしたん
何で?どうして?って顔のRED RICE。
そして、お客さんが来てしまった、私はすぐさま2階のRED RICEの部屋兼荷物置き場の方へ行った。20分くらい放置というか、放っておいてもらうと、RED RICEが上がってきた。
クソって呟いたのは自分に対してやでー、この際だから本当の気持ち言ってみー。
と言われたのでたどたどしく話した。しかし、それが全く上手く喋れなかった🤣
そしてまた、余計なこと言われる。
今はそれ関係ないな
⚫⚫ちゃん精神的に弱いところあるやろ
見ればわかる、今までそういうことが何回もあったやろ
今までRED RICEから差し入れ(パンとかジュース)もらったり、重めのLINEをくれたりしてたので最後に気持ちに寄り添ってくれるかなと期待したけど、一生分かり合えない2人って感じでした。
〈結論〉
母親が入院したって嘘ついて辞めようと思っていたけど、
RED RICEのパンチにダメージをくらい、
見事その日に辞めることになりました🎉
〈人生の教訓〉
バイトは仕事内容ではなく、人間が大事!
自分を傷つける人だなと思ったらすぐ辞めるべき!
最後の話で厨房が汚いと言えなかったのが心残りで長々と今までの不満を書きました💦
もちろん、筆者も十分悪いです。私が立ち回りよく、喋りが上手く、頭の回転も早ければこんなことにはなってなかったと思います。今回の件で人間に対する関わり合いを自分が思っている以上に改める必要があると感じました。そのための対策は今後の課題点とします。
はぁ〜〜