野球
「プロ野球選手になる」、年端もいかない幼いころの僕の夢だった。小学生の頃やっていたソフトボールが影響していつも夢を膨らませて毎日練習に励んでいた。
夢が叶うように毎日、毎日、バットを振って素振りの練習や壁当てをして、自主練習も欠かさなかった。
でも、中学校に進学してからは違った。
当然のように部活動は野球部に入部したが、だんだんと、その夢が薄れていった。
不当な上下関係を強いられて、自分の中で野球に対する想いが変っていった。
練習は小学校の頃よりもきつかったが、苦に感じることはなかった。
ただ、先輩・・・、いや、糞どもが鬱陶しくて苦痛だった。
何かにつけて「飲料水を買って来い」だの、試合でミスったら憂さ晴らすかのように「お前らの応援が足りない」だのと言っては、延々と走らされ、目障りだからと無意味にボールをぶつけられる。
たかが1、2年早く産まれただけでやたらと先輩面しては、ふんぞり返って偉そうにする日々。正直、僕は耐えられなかった。
それが入部してから半年経った頃にはストレスが頂点に達し、自分の中で留めていた理性がぶちキレる寸前だった。
そんなある時、僕の理性はぶちギレた。
トスバッティング中、僕がトスを投げていた時に、「投げ方が悪い」とバッティングしていた糞にバットを投げつけられ、足に当たった瞬間だった。
投げられて当たったバットを持って投げ返し、手元にあったボールを投げて応戦し、うずくまる糞に馬乗りになってパンチを繰り出した。
今までつのりつのった鬱憤を晴らすかのごとく繰り出していた。
普段は平和ボケして喧嘩嫌いな僕が今までにない怒りがそこにはあった、と今では感じる。
バーサーカー状態の僕を周りが取り押さえ、事態は収拾されたが僕の気持ちは晴れなかった。
次の日には退部届けを提出し、野球部を退部した。この日以来、野球というものは嫌いになり、「プロ野球選手」の夢は潰えた。
楽しめなくなったモノに対して、なんら興味がなくなる僕は野球に関してもそうなっていた。
学校帰りに部活動をする姿の野球部員を見るたびに反吐がでる感じがし、TVで野球中継を放送するたびにチャンネルをかえていた。
ホントそれ以来、野球嫌いで見向きもしなかったが、ある時から野球の楽しみを思い出した。
僕が高校生の頃にソフトボールOBでやったソフトボールをやった時だった。
野球ではないが心の底からプレーする喜びがあった。
社会人や大学、高校、中学生と年齢は様々だったが、なんの気兼ねもなく珍プレーが続出するソフトボールは楽しかった。
ただただなんの縛りもなくアフォ丸出しでワイワイやって楽しかった。
また再び楽しみを思い出した僕は、ソフトボールOBの人と草野球をし始めて野球の良さを再認識した。
「本当に野球っていいもんだ」、と僕は感じていた。
今は野球をする機会も見る機会もほとんどなく関わることがないのだが、地元に帰郷する時に友人と野球をやろうと連絡をした。
友人はこう言った。
「こんな糞さびぃときに野球なんかめんでぇからやんね。」
野球をする機会はなかなか巡ってこないようだ。
夢が叶うように毎日、毎日、バットを振って素振りの練習や壁当てをして、自主練習も欠かさなかった。
でも、中学校に進学してからは違った。
当然のように部活動は野球部に入部したが、だんだんと、その夢が薄れていった。
不当な上下関係を強いられて、自分の中で野球に対する想いが変っていった。
練習は小学校の頃よりもきつかったが、苦に感じることはなかった。
ただ、先輩・・・、いや、糞どもが鬱陶しくて苦痛だった。
何かにつけて「飲料水を買って来い」だの、試合でミスったら憂さ晴らすかのように「お前らの応援が足りない」だのと言っては、延々と走らされ、目障りだからと無意味にボールをぶつけられる。
たかが1、2年早く産まれただけでやたらと先輩面しては、ふんぞり返って偉そうにする日々。正直、僕は耐えられなかった。
それが入部してから半年経った頃にはストレスが頂点に達し、自分の中で留めていた理性がぶちキレる寸前だった。
そんなある時、僕の理性はぶちギレた。
トスバッティング中、僕がトスを投げていた時に、「投げ方が悪い」とバッティングしていた糞にバットを投げつけられ、足に当たった瞬間だった。
投げられて当たったバットを持って投げ返し、手元にあったボールを投げて応戦し、うずくまる糞に馬乗りになってパンチを繰り出した。
今までつのりつのった鬱憤を晴らすかのごとく繰り出していた。
普段は平和ボケして喧嘩嫌いな僕が今までにない怒りがそこにはあった、と今では感じる。
バーサーカー状態の僕を周りが取り押さえ、事態は収拾されたが僕の気持ちは晴れなかった。
次の日には退部届けを提出し、野球部を退部した。この日以来、野球というものは嫌いになり、「プロ野球選手」の夢は潰えた。
楽しめなくなったモノに対して、なんら興味がなくなる僕は野球に関してもそうなっていた。
学校帰りに部活動をする姿の野球部員を見るたびに反吐がでる感じがし、TVで野球中継を放送するたびにチャンネルをかえていた。
ホントそれ以来、野球嫌いで見向きもしなかったが、ある時から野球の楽しみを思い出した。
僕が高校生の頃にソフトボールOBでやったソフトボールをやった時だった。
野球ではないが心の底からプレーする喜びがあった。
社会人や大学、高校、中学生と年齢は様々だったが、なんの気兼ねもなく珍プレーが続出するソフトボールは楽しかった。
ただただなんの縛りもなくアフォ丸出しでワイワイやって楽しかった。
また再び楽しみを思い出した僕は、ソフトボールOBの人と草野球をし始めて野球の良さを再認識した。
「本当に野球っていいもんだ」、と僕は感じていた。
今は野球をする機会も見る機会もほとんどなく関わることがないのだが、地元に帰郷する時に友人と野球をやろうと連絡をした。
友人はこう言った。
「こんな糞さびぃときに野球なんかめんでぇからやんね。」
野球をする機会はなかなか巡ってこないようだ。