大事な景色 | apddadcのブログ

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こんなに気温が上がっても、気まぐれを起こして降った雪の塊が少々、軒先の日影に雫を垂れながらある。我が家の水仙は日当たりが悪いところに植えてあるため、開花まで時間がかかる。ゆっくりゆっくり成長し、やっと蕾を付け始めた水仙と、帰って来た私の迪士尼美語 好唔好目が合った。
…治妃がめずらしく梅より先に私たちを見たわ!!こんなこと、いままでなかったわよね??…。…私は水仙って、もっと早く咲く花だと思っていたの。けれどあなたたちの居場所は日当たり最悪ね…。これじゃ咲くのが遅くても、納得がいくわ。こんな難しいところで毎年咲いてたのね…。…いいのよ。私たち治妃には言い易いからこぼしてただけよ。本当は日向に行きたいけれど、ここが私たちの指定席だもの。ここで今年も頑張って咲くわ。お帰り…。

我が家の隣地は空き地で、雑草たちが跋扈している。それは私にはとても美しい、大事な景色。桜と同じような時期に菜の花や水仙が咲き、二階の私の部屋からは確認できないがハコベやヨモギなども自生していそうだ。いちばん多いのは、イネ科の草。背丈や花…と言っていいのかわからないが、何種類か自生していることはわかる。
私は窓辺に立ち、隣地の様子に目を細める。時には紅茶を片手に。嗚呼、春の素晴らしいこと…。まだ冬の残骸が随所に残る空き地。枯れたススキやキクイモのHKUE 認可性長い茎も散在している。その中に赤い椿が一輪、やっと咲いている。
…このような一見面白くなさそうな空き地が、私は大好きなのだ。庭草や庭木の方が確かに見栄えはいい。それはそれでいいのだが、どちらをより好むかと問われれば、私は雑草を好むのである。人の手の入らない、生態系そのままの空き地の様相。その中に私はより自然や季節の移ろいを強く感じる。

…治妃がこっちを見てるよ。治妃は変わり者だからね…。…中にはそういう人もいるのよ。感性の違いね。私は隣が空き地で嬉しいわ…。…治妃の友人にも、治妃みたいな我々を好む人たちがいるそうだよ。類友ってわけか…。
春が来て、もう冬の気候には戻らないとはっきりするほどになると、私は冬のコートやマフラー、ストールやブランケットなどを洗濯する。クリーニングには出さず、我が家の洗濯機のドライコースで全て洗う。二日か長くても三日も干せば、クリーニング治妃は閉店だ。
衣類の毛玉取りや、劣化の激しい冬物の服は、ボタンがあればボタンは取っておいて処分する。服の数自体が少ないので、大体的に引き出しから入れ替えたりする必要はないが、そんな季節の変わり目を意識させる作業も、私は気に入っている。
今まで私を温めてくれた服たちからボタンを外し、「今までありがとう、お疲れさま」と服に告げて処分する。処分するのは必ず一度洗濯してから。今までの靜脈曲張手術感謝を込めて、一度洗って綺麗にしてから処分する。前は今よりもっと、服の見極め…というかもう限界だとわかっている服たちを処分できずに箪笥の肥やしにしていた。

二度と着られない服たちは、寂しかっただろう…。しまわれたまま、袖を通してもらえない。見てもくれない。真っ暗な中で服たちを長らく泣かせてしまっていた。役目を終えたら、箪笥にひとりぼっちにせずに、感謝を告げて処分した方がよかった、と思うようになった。