償い / さだまさし
毎年8月になると僕はなんだか少し感傷的になる
先の大戦を思い出すからだと思う いや思い出すというのはおかしいか
日本国や先人の苦労に思いを馳せる もちろんその当時僕は生まれていない
1941年は昭和16年 その年の12月8日
日本帝国海軍機動部隊のハワイ真珠湾への攻撃により太平洋戦争が開戦となった
終戦は1945年 昭和20年 8月15日だ
この日天皇の「玉音放送」で日本の降伏が国民に知らされた
8月6日広島と8月9日長崎へアメリカ軍は原子力爆弾を投下した
今年、2025年 令和7年 昭和にすると昭和100年となる
なので戦後80年という節目の年となる
広島 平和記念公園で英語でツアーガイドをする10才のしゅんくん
戦争ではないが今日8月12日は1985年(昭和60年)に起こった
「日本航空123便墜落事故」の日だ この時は僕はもちろん生きています
28才でした 傷ましい事故でした よく覚えています
40年が経ちました
昔若い頃、戦争に興味を持つようになったきっかけのような曲がありました
その曲を初めて聴いたときかなりの衝撃を受けました
その曲は「203高地」という映画の主題歌でさだまさしさんが作った曲でした
海は死にますか 山は死にますか 「防人の詩」ご存じの方もいるかもしれません
その映画は日露戦争の話でしたが、当時まだ若い僕にとっては
この映画の内容も衝撃でした
今は亡き夏目雅子さんが綺麗でしたね 乃木さん役の仲代さんも良かったし
児玉源太郎役の丹波さんは僕の中でははまり役でした 森繁さんも良かった
みんな良かった
因みにこの映画は何度も観てますしDVDも持ってます
映画 「二百三高地」
防人の詩 / さだまさし
音楽が大好きで色んなジャンルのものを聞きます
だけど、この「防人の詩」という曲は初めて聴いたときとても異質なものに感じました
なんというか震えるというか僕の心の奥を揺さぶるような気がしました
一度聴いたら忘れられない
世の中に良い曲は一杯あります 好きな曲もたくさんあります
でもこれほど強く印象に残る曲はそれまでありませんでした
1980年 昭和55年8月2日公開 東映「二百三高地」
僕はいつ頃見たのか、でも23才とか24才なんでしょうね
その頃の僕は大学を中退したばかりで仕事をするでもなく就職の意思もなく
千葉の海で波乗りの毎日、海の生活から離れられなくなっていました
これからどうやって生きていくかなぁ
そんなことを日々考えながらも今はこれでいい
たいして将来のことも考えずに日々が過ぎていく、ちょっと残念な男でした
休憩
なんだか前置きが長くて何を言いたいのか
先日、なにげにYouTubeをいつものように見ていたら
「償い」つぐないという曲の動画タイトルが出てきたのでクリックしてみました
聴いたことがないし
そしたらその曲に引き込まれる引き込まれる
不覚にも涙を流す羽目になってしまいました もうとまりません
何度も再生しました
なんだよ又してもさだまさし あなたなのか
若かりし日の「さだまさし」
一体何なんだこの人は 僕を泣かせてばかりじゃないか
「防人の詩」を聴いてからの若かった僕は自分でも分かるほどに
何かが変わりました
そしてこの「償い」という曲を先日聴いて老年となった僕に
またしても何かの変化を感じさせています
また心が震えてしまったのですね
ただでさえ僕にとっては暗い8月だというのに
ただ暗いではなくほのかな暖かみのあるものです
交通事故で人を死に至らしめたとか犯罪を犯したことはありませんが、
償いたい、いや償いたかった人はいます
この曲を聴いてしたたかに思い出してしまいました
もちろんそのことは胸にずっとあったことですがこの曲により
一気に昔のことがフォーカスされました
不思議なものです この2曲は発売年が1年ほどしか違わないのです
調べて分かりました
1981年に「防人の詩」、翌年1982年に「償い」がリリースされてます
たった1年しか違わないのに、出会うまで40数年の時間を要しました
たぶん若い頃には償うことがそれほどなかったのでしょう
年を重ねて色んな事が人生の中でありました 皆さんと同じように
来し方を振り返るこの老年期に、神様がこの曲を僕に教えてくれたのかもしれません
感謝しかありません
本日 2025年8月12日 あの事故から40年経ちました
日本航空123便の犠牲者の皆さま心よりご冥福をお祈りいたします


