復活愛までの紆余曲折

この1ヶ月間は感情のジェットコースターだ。
恋愛というのは、こんなにも
感情を揺さぶられ
自分の愚かさ・未熟さ・不甲斐なさ
を感じていたものだったか?
20代の頃の恋愛は記憶に残るが
30代は職場恋愛でトントン拍子で流れ
そこまで記憶に残っていない。
40代になってからは恋愛というより
何となく寄り添ったという感じで
恋愛という括りには含まれない。
 
初老の域に入っている私が、同じく初老の
男性と感情のもつれを感じながら
真剣恋愛に目覚めてしまった。
共に独身だから、何の問題もない。
しかし、この相手は知れば知るほど
抱えている家の闇が深いことが判明。
わずか、半年間に5度近いケンカがあり
その度ごとに音信不通を繰り返して
いつも私から根負けして
スッタモンダ劇場を繰り広げている。
 
遠方に住む4歳年上の初老の独身者から
「そんなひどい男とは早く別れて自分と
真剣に付き合って下さい」と言われたが
やっぱり違うのだ。
そう言われば言われるほど冷めてしまう。
これが俗にいう三角関係というのか?
いや、そんな中には入りたくもない。
 
やはり、人とのご縁というのは最初から
ある程度決まっている気がする。
ダメな人は最初から何をされてもダメ。
本能のようなセンサーが最初から反応した
のが、スッタモンダの相手である。
ダメンズではないが、闇が深い人だ。
 
音信不通の間は、感情コントロールを
とことん鍛えられて自分の弱さを嫌という
くらいに味わった。
段々と私の心を攻撃する相手に怒りの感情が
湧き出たり、別れを決意したり忙しかった。
時が経つと、無意識に相手を思い浮かべて
気が付いたら、ダメ元で電話していた。
 
あれだけ、電話をしたら負けだわ!と
意地を張っていた私が、根負けした。
やさぐれた感情が溶かされた瞬間だった。
相手も体調不良になるほどに思い詰めて
いたことがわかった。
互いに必要な冷却期間だったのか?
私たちは、やっとスタートラインへ。
疲れてしまったけれど
悔いは残したくない。
来週、1ヶ月ぶりに再会を果たせる。
素直に嬉しいのだ。