波長の共鳴だとするならば
失恋してある人から「別れて正解だったよ」
そう言われた。
一般的にどう考えてもあなたが不利になる
そんな相手だったじゃない?
果たしてそうだろうか?
失恋して1週間が経たない中で
K氏と過ごした市内のあちこちの景色が
共に過ごした時を思い起こさせる。
あの件がなければ平穏だった。
歩くときは年甲斐もなく手を繋いでいた。
あの手の感触は20代の頃以来だったのだ。
30代で結婚した元夫とは手を繋いだことが
なかった。
失恋して一人の時間に静かに振り返っている。
8の付く日に不思議と私たちは衝突している。
しかも、理由は決まって未来が見えない関係。
おや?私は最初から結婚を望んでいないのになぜ、
念願叶っていることに摩擦を起こした?
深い、深い部分では私は結婚制度に
わずかな夢を
持っていたのではないか?
それだけK氏を好きだったのでは?
周囲が見るマイナス面とは裏腹に
LINEで1ヶ月文通を交わしたあと
初対面で会った瞬間から、間違えなく
「ああ!」と思ったほどの強い想いが
芽生えていたのだ。
お互いに惹かれあったのが見えた瞬間だった。
あるときは兄のように
あるときは父のように
あるときは恋人であり
単なるトキメキだけではなく
男性としての頼もしさを感じさせてくれた。
信仰分野は違ったけれど
霊的な見えない分野の共鳴が同じで
徳を積む大切さを熟知している人だった。
しかし数回にわたる同じ理由での衝突が
決定的な別れに至ってしまった。
私が地雷を踏んでしまったのだ。
このことは、恋愛だけにとどまらず
人間関係全般の問題として受け止めている。
恋愛は人間関係と同じであるからだ。
この終わりを通して見えてきた課題。
色々と見えてきたものがある。