Flow フロウを見てきました。
黒猫が主人公で、猫好きにはたまらない映画です。

映画館に行ったの1年半ぶりです

あらすじは‥
動物たちが住んでいる森にある日、水が押し寄せてきて陸に住めなくなります。
黒猫は偶然見つけた船に乗り生き延びます。
黒猫は、犬、キツネザル、鳥(エミューみたいな大きな鳥)、カピバラと船旅を続けるのですが‥
動物たちのグラフィックが油絵のような雰囲気があり、リアルすぎなくてよかったです。
猫の動作がいちいち可愛くて引き込まれました。
子猫物語のようにセリフはなく動物映画になってます。(子猫物語はナレーションありますが、これはナレーションもないです)

迫りくる水にうろたえる黒猫はカピバラの乗る船を見つけ泳いでなんとかその船に乗ります。
初めて見るカピバラにすこし怯える黒猫。
そのあと犬に出会い船に乗せてあげます。
そしてキツネザル、鳥が加わります。
陸に住みたい彼らは、今は船で漂うしかできません。
道中犬の仲間たちに再会し、彼らを乗せると船は窮屈になり、すこし和が乱れます。
彼らは黒猫が一生懸命狩った魚をぺろりと食べてしまったり、キツネザルの宝物をおもちゃにして壊してしまうのです。
しかしまわりは水。彼らを下ろすこともできないまま船旅を続けます。
船はなにか高い塔を目指している感じで進みます。
嵐がやってきて荒波が押し寄せます。
塔にさらに近づいたとき何かを思いついたのか、
鳥が飛び立ちます。
それを見て黒猫は追いかけるため、船を飛び下り塔をどんどん登ります。
そして佇む鳥を見つけます。
すると黒猫と鳥の周りを水球が舞い始め、鳥は天に登っていきました。
黒猫は追いかけようとしましたが無理でした。
ひとりぼっちになってしまった黒猫。
塔をおりたらまた水だらけ、仲間たちのもとに何としても戻りたいです。
荒波の中へ意を決して飛び込む黒猫。
運良くブイにしがみつけた黒猫は疲れ切ってすこしうとうとしてしまいます、そして次の瞬間水位が急速に下がり始めます。
陸地が現れ元の生活にもどれたような感じに。
黒猫は周りの様子をさぐるべく走り出します。
するとキツネザルが持っていた籠を見つけました、そばには宝物のひとつが。
近くにいるのかな?
黒猫はさらに歩いてキツネザル達の生息地をみつけました。
船旅仲間だったキツネザルをみつけましたが
なんと無視されてしまいました。
寂しそうに去る黒猫、しかしキツネザルは追いかけてきました。(仲間の前では黒猫を知らないフリしたかったみたい。船旅中に仲間に知らんぷりされたシーンがあった←すこし記憶曖昧)
そして、他の仲間たちがのってる船が木にぶら下がってるのを見つけます。
船はじわじわさがってきて、犬たちはタイミングを見て陸地に飛びおられましたがカピバラには無理です。
ロープをひきよせ、船が大きく傾いた瞬間カピバラは無事に陸に降りれました。
ホッとしていると鹿の群れたちが走ってきました。
水が押し寄せる前も彼らが走ってきたのを思い出した黒猫は彼らを追いかけます。
すると船に乗るのを助けてくれた
巨大魚(クジラみたいなの)が陸に打ち上げられ、どうにもならない状況を目の当たりにするのです。
巨大魚は悲しそうな目をしてます。
黒猫は頭をこすりつけて何かを伝えようとします。
それは助けてくれた感謝の気持ちかもしれないし、何もできなくてごめんねという気持ちかもしれません。
犬とカピバラとキツネザルもやってきました。
悲しそうに水面(水たまり)を見つめる黒猫にそっと寄り添います。
水が引いて安心して生き延びれることになった彼ら。
しかし巨大魚は水が引いてしまい生き延びれなくなりました‥
と、映画はここで終わりです

鳴き声のみでセリフ&字幕は一切無しでしたが
日本語版はどうなるかな??
森にはかつて彫刻職人が住んでいたようで猫の彫刻がたくさんあります。不思議な世界です。
なぜ水が引いたか謎ですが、
鳥は塔にいけば神様のところへ登れると知っていて、命と引き換えに水を引くよう天気の神様にお願いしたのかも、と私は解釈しました。
良い映画です、お勧めです!

動物たちの表情や動作からいろんな想像をめぐらせて楽しんで見てください。
追記★
監督 ギンツ・ジルバロディス Gints Zilbalodis がXで撮影秘話などをポストしてます。
気になる方は見てみてください

★2025/03/02
アカデミー賞
長編アニメーション賞を受賞しました

★2025/03/15
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