養老孟司 「自分」の壁
職業柄とミーハーな性格ゆえ、書店のランキングは毎週チェックする。
この本、今売れてるようだ。
ランキングって無意味かもしれないけど、たくさんの人が買って読んでいる。
なんでこの本が人気なのか、実際に自分で読んで考えるのが楽しい。
これは原発の問題や若者の自分探し問題、昆虫の話、養老さんの幼少期、若い時の話などいろんな話が書かれてる。
自分の壁というタイトルだから、自分とはなにか、自分との向き合い方に関して一貫して書かれているのかと思ったらそんなことなかった。話があっちにいったりこっちにいったりする。正直なところ、なんでそんなに売れてるのかな😅と思った。
内容のまとめ。
自分探しはするな。
人生が地図なら、自分は地図上の現在位置にすぎない。絶えず変わってゆくもの。
個性をつくろうと悩むな。争ったり揉まれたりそんな中でも残るのが個性。無理して探したり個性的な人になろうとする必要はない。ほうっておいても個性はちゃんとみんなにある。
情報が多い今の世の中、自ら情報をシャットアウトすることも必要。見ない、あえてしろうとしないという選択。
自分より先に世の中がある。
うまくいかないことがあっても、世の中のほうが先にあって、自分がたまたま適合できなかっただけ、仕方ないさくらいの気持ちでいたほうが楽だ。
養老さんって楽観的で肩の力が抜けていていいなと思った。
自分とはなにか、私の個性はなにかそんなの若いうちにこれだってわかるはずがないんだからあまり思いつめて考えなくてもいい。そのうちわかるようになるさ。
考えすぎで内省的な人にぜひ養老さんをおすすめしたい。
原発の問題は自分の無知さを思い知ったし、養老さんがわかりやすく説明してくれたので良かった。物事は賛成反対だけじゃ決められない。今に焦点をあて、今の状態から少しでも安全にするためには何をしたらいいのか具体的な行動を考えていかないとね。賛成!反対!だけをいい争っても何も進まないし、簡単に変えられないものだってある。何ができるのか、何を変えたらよいのか。
小説ばかりじゃなく新書読むのも必要だ。
