俺は全く知らないとある町に引っ越した
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なんとか仕事も見つかり平凡な毎日を過ごしていた。
ある日 親方に呼び出された。仕事はまじ
めに、やっている...
「お前に跡を継いで欲しい...」
はぁ? 俺が!
一番歳上だが経験が浅い この俺がなんで?
入社して二年目の俺がなんで???
実はこの会社の従業員の半分は半グレでどうしようもない
そこで平凡で一番まともな俺に矢が放たれたのである
俺の答えはもちろんNo
だが連日の説得で俺は承諾した
それが間違いだったのは予想がつく
三年間は今の給料のまま その後は自由という条件をのんでしょうがなく
まぁ楽観的な俺はあまり深く考えず二年が過ぎた
一本の電話が鳴った
税務署だった
二週間後に調査に来るらしい
親方と帳簿を管理していた得体の知れない爺さんが慌てだした
俺は感づいていた 当初 社名まで変えて
新規一転 するという あの言葉
税務調査当日
最初は若い職員が一人で来た
一時間後に中堅がもう一人来た
さらに昼過ぎにはその上司が来て計三人
この状況ヤバイでしよ!
俺は親方をかばう為に考えつく ありったけの大嘘を吠えまくった
相手はプロだよ!
二日目には降参!
俺はぶちまけたよ!
あのクソ野郎ここまて腐っていたとは!
過去五年間ほとんど納税していなかった!
こうなる事を分かってて俺に放り投げ
やがって!
まぁ やっぱりって感じ... 俺も分かってた
一癖あるのは
そして追徴課税ウン千万が俺にのしかかってきた... どうしよう...
やるしかねぇ
返してこの会社立ち直してやるよ!
毎月 国税との攻防戦 彼らのいう額は到底払えない でも払わなければ 押さえられる
金を工面する為毎日走り回った 俺の手取りは20万にも満たない それでも足らない時はそこから 支払った 比妻も夜の店で働いてくれた
二年後 とうとう払えなくなった
それは最初から分かっていたんだが やれるところまでやりたかった! あのクソ野郎を見返す為と俺の意地...
俺はありったけの金を掻き集めて 従業員に給料だけはやった 本当はその金を持ってトンズラしたかった でも平凡な俺はできなかった 良かったよ それで!
さぁこれからどうしよう...
俺はすべての後片付けをして比妻と娘たちをフィリピンへの移住計画をこころみた
俺は一人残ってクソ野郎を追い詰める予定だった 職も失い国税にも追い回され かなり頭に血が上っていた
比妻が懇願するんだよね 一緒にフィリピンへ行こうって!あっちで暮らそうと!
あなたと一緒じゃない人生は意味がないと!
涙が止まらなかったよ!
数日考えた挙句俺たちは逃げるように日本をあとにした