こんにちは！Ｆ永です。
先月、六甲山系の
荒地山（あれちやま）に登りました。
そこはビギナー向けの岩登りが
できる山として人気のようで、
怖いけど一度体験してみたいと行ってみました。
結論から言うと、
死ぬかと思いました
荒地山は、基本的に道が
整備されていて歩きやすく、
パンみたいにおいしそうな見た目の
きのこを眺めながら、ハイキング気分で登っていました。
広場でオカリナを吹いているお姉さんもいたりして、
ああ、なんてのどかな風景…と思いつつ歩いていると、
だんだん雲行きが怪しくなってきました。
足元が岩でゴツゴツし始めます。
そしてやってきました。
岩場！
その名を「岩梯子」！！
高さは5～6ｍくらいでしょうか。
鎖などのお助けアイテムは
この岩に設置されておらず、
身一つで頑張って上まで
登らなければなりません。
登り始めると、途中までは行けるのですが、
岩が少し張り出した場所で立ち往生！
えいっと少しジャンプして
勢いをつければいけそうだけど、
体勢を崩したら岩の上にまっさかさま。
失敗したら、死ぬ（かも）！
そんなこんなでどうしようと
狭い足場で右往左往していたら、
後ろから登りなれていそうな男性登山者が！！
「どうしたらここ登れますか？！」と叫んで聞くと、
「そこはもう、えいっと行くしかないです！」という返答。
やっぱり、えいっと行くしかないんや
絶望しつつ、勢いをつけていくと、
そこまで苦労せず登り切れた…という…
岩梯子は本来なら、老若男女、
結構すんなり登れるところのようなのです。
私が運動音痴なうえに
度胸がないのがいけないんです。
自分のふがいなさに落ち込みました。
景色はきれいです。
でもこのときの私は
景色どころではありませんでした…。
気持ちが折れ、
頂上に着いたらさっさと下山！
が、ここでもドジを踏んで、
下山開始の第一歩目から、
地図にない道に進んでしまいました。
しかし、そこはよく整備された道で、
人も登って来るので、
踏み跡を見失わないように
気をつけて前進することに。
その途中、キャッスルウォールという、
そそりたつ垂直の岸壁の場所に出ました。
20メートルくらいあったでしょうか…
ものすごい迫力でした。
ここは、以前ブログでも書いた、
小説家・新田次郎さんの『孤高の人』や
登山家・加藤文太郎さんの山行記録『単独行』に出てきた、
登山家たちがロッククライミングの練習をしていた場所では！？
とテンションが持ち直しました。
そのあとも標識に従って下山を続け、
知っている場所に出たときには安堵の息がもれました。
そして六甲山の玄関口にある
高座の滝へ。
こんなに高座の滝に出合えて
うれしかったことはありません。
そんな感じで、なにもかもグダグダな、
しかしいい経験になった一日でした！
あーー、でも、もう当分
荒地山には行きません！！
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