ゆうだけ番長!? | 独り言哀歌

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ソロシンガー アパッチの戯言日記

ここんとこちょっとバタバタっとしてたので久々に歴史物の再開です!

新しくバンドを立ち上げようと思ったものの私には全くアテがなかった。
新しいバンドではロックに衝撃を受けた頃に影響されたルーツ的な音楽を自分なりに発展させたことがやりたかった。
当時の知り合いにはそんな音楽を好む者は殆どおらず、仕方なく私は雑誌や楽器店の「バンドメンバー募集」を片っ端から見ていきました。
なかなかめぼしい記事に巡り会えずそれから2ヶ月ほど過ぎたときでした。


「ボーカルで加入希望。モッズ、レッドウォーリアーズなどが好き。歌には自信あり!」

やっと興味を持てる記事に目が止まりました。
しかし好みは似てるけど、歌に自信あり!と堂々と言い切ってしまっているこの男…
一体どんな素晴らしい歌を聞かせるのか!?
はたまた期待はずれのビッグマウスか!?
まぁまずはアクションを起こさないと始まらないので私は好きな音楽、これからやりたいこと、連絡先を書いて彼に手紙(時代を感じます(笑))を送りました。
しばらく返事がなかったので半分忘れかけてた時に彼から連絡が来ました。"歌には自信あり!"がよほど効いたのか、かなりの応募があったらしく私への連絡が遅れたのだと彼は話しました。そして何故私に連絡をくれたのか?の質問に

「ようさん声かかったけどこれや!と思える話がなくて…で、手紙読んだら好きな音楽も似てそうやし、なんか面白いことになりそうな気がして」

「ほないっぺん会うて話してみよか?○○日にアメ村の三角公園で待ち合わせよや。」

約束を取り付け会う日が来ました。
待ち合わせ場所にいたひと目でロッカーと想像出来る風貌になかなかの男前が私に気付いて近寄ってきました。

「ひょっとしたらコイツはやるんちゃうか…」

私は心の中で手を叩きました。
その後喫茶店で話し彼も私に興味を持ったようで、早速スタジオで音を合わせる約束をしてその日は別れました。

少し生意気で年の割に古くさいこの男前、私より3つ年下のシゲキ、当時21歳でした。
まだお互いの歌や音を聞いてもないのに凄い手応えを感じたのを今でも覚えてます。
その後スタジオでモッズやレッズの曲をセッションしたのですが、彼の歌は想像以上に素晴らしかった。

「こらぁ豪語しても誰も文句言わんわ…"ゆうだけ番長"とちゃうかったな(笑)」

その後も何度かスタジオに入り、私の曲のアイデア等をいじっていくうちに我々はバンドを組むことに決めました。

バンド名は「MEAN STREET RATS」に決定しシゲキと私、サポートにケンジとアツシを迎えて即座に曲作りとリハーサルを開始。
この4人でその年の暮れに今はなき尼崎ライブスクエアでライブデビューを果たしました。
ライブを見てくれた仲間たちからは

「強力な歌い手見つけたなぁ!」

「二人並んだらかなり迫力あるで!」

と上々の評価。

その後正式メンバーとしてアマチ(ドラム)、シャチ(ベース)が加わり本格的に始動したMEAN STREET RATSは怒涛の勢いで快進撃して行くのでした。

アパッチ24歳

いま思えば、未だに兄弟のような付き合いのシゲキとこのとき知り合った事がある意味で、後の私のボーカリスト人生へと繋がるキッカケになったのかも知れません…