22日はWヘッダー、赤坂から移動して日比谷へ。

<って黒執事か!まるで正反対なもん観る女

この一年、待ちに待ったキリヤンの女優デビューを愛でに日生劇場へ行って参りました。


会場にはほぼ皆勤賞なキリヤンの(コアな)ファンの皆様が凄っ、もうロビーに溢れてるよ!



カンゲキしようよ!

入ってすぐの立て看板は可愛い二人のイライザ。

どっちもホント綺麗だわ~♪


そして日生のいつでも懐かしい空気と匂い、暗い海の底みたいな独特の感じ。

(私が初めて来たのが16才、たしか鹿賀トニーで四季WSS観たよね~爆)

ととてつもない昔に想いを馳せつつキリ会のお友達と合流してお席に着いたら…


なんと前から2列目だよ!うわうわありがと~!しかもトークショー付き!

<持つべきモノは会に入ってる友達


さらに観劇のお土産キリヤン特製フォログラム(角度に寄ってイライザのドレスが変わる)カードも可愛い!


そして何よりこの目で、あの美しいキリヤンの卵肌を拝めるなんて感動よ!

しかもこの日はラッキーにもヅカ時代の相手役、まりもちゃん、るいるい(スラップスティック懐かしい!)他月組生が沢山私のすぐ近くでご観劇。<確認できなかったけどゆみこちゃんも来てた?

客席も豪華絢爛だよ~。


今回、マオ様のイライザご勇退を機に、演出、共演者ともに一新。

フレッシュに船出したマイフェアレディーですが…本当に全部が新しくなってた!<驚嘆した


まずは幕開き、町娘のソロダンス。

ラインが綺麗だな~、誰だろ…と思ってたら。


元月組のダンス巧者、みっぽーだった!<超嬉逢いたかった~♪


なんだかタイムスリップして外部公演観てるみたいだよね。<違うけど~


そうです、このみっぽーに代表されるように。

当たり前ですが、このアンサンブル(とんでもない競争率だったそうですが)もの凄く深くて上手い。<ダンスもコーラスも


むしろ、アンサンブルで泣くくらいに、素晴らしい膨らみ、厚みのある柔らかな声。<キリヤン出て来る前に泣きそうだよもう


これでこその大人の公演。

チケ代12500円が安いと感じるクオリティー。<ま、チケ代も赤坂の倍だけど


ヘップバーン主演のミュージカル、ハリウッド映画の舞台化ですから、どの曲も耳慣れていて、知らない曲が一曲もないって幸せの極致だよね!


で、まずは主演のキリヤンですが。

まぁ日本って国が、何十年も低い声出して男役やってる人がいきなりミューの主演する国なんで。<爆


しかし、「踊り明かそう」の最高音はさすがに気持ち音量ダウンだけど、ちゃんと裏声で張って出してて上手いよね~。その他のお歌は、切り替え点にちょっとだけ苦心は見えるものの、もう全然心配ない感じ。<だってキリヤンだもん


「スペインの雨は主に平野に降る」の部分は、江戸弁の「ひ&し」が一緒になってしまうのに置き換えられてて「広い額」とか、普通に言いにくそうなのが笑えるよ!コメディエンヌはお手の物。<だってキリヤンだもん


ビー玉をお口にたくさん頬張っての発音練習にはファンはヒヤヒヤさせられちゃうので、ちょっと演出変えられないもんかな。

<大丈夫って判ってても客席全員緊張する~(>_<)


キュートでチャーミング、10年前のガイズ、アデレイドの強烈な印象とはまったく別モノのしなやかな「女優、霧矢大夢」のデビューは素晴らしかった。


で、こちらも新しいヒギンズ教授、寺脇さんですが。

ちょっとやり過ぎなのは仕方ない地球ゴージャスだけど、かろうじて相棒じゃないので良し。<若くて溌剌とした研究者としてのヒギンズだよね


江波ママに甘えン坊さんだっだり、傲慢だったり、物語りの後半のテーマ。

「男と女は判らない」って所が上手だったな~。


でも、やっぱり上流階級には見えなくて、もうちょいお坊ちゃんにやってほし…

ソロ曲も主役同様に多いから、ヒギンズ美味しい舞台だよね。

<後半彼がずーっと歌ってる印象爆


この辺りはね、お客が50~60年代ブロードウェイやハリウッド映画のことを理解してないとちょいと難しいかも。


当時は主演するのは芸を持ってる円熟した男性。

つまり若者、お子様じゃスターとは言えないわけで、だからソロ曲も同じくらいあるんだね。

(フレッド・アステアとか、フランクシナトラとかみ~んなオジサマだもんね)


だからイライザは主役と言うよりその相手役?で。

おじ様には綺麗で若い女優だったわけで。


若い男との恋は「ティファニーで朝食を」くらい、あとは「昼下がりの情事」とか、「愛しのサブリナ」とかみんなおじ様との恋だもんね。


そして、その頃の男女関係と言えば、アメリカと言えどまだまだ保守的。

<ママが自慢のパイを焼いて子供を待ってた時代


だから、ラストも「バカな男を女は許す」構図になっている。<爆

イライザは当時としては、自分の人生を切り開く、かな~り進んだ女性ってことになるんだろうけれど、結局最後はスリッパを探す男を切らずに戻ってあげちゃうんだ。

<それはある意味今でも幸せの大事な基本形


これが、70年代に入ると「女は完全に最後まで男を許さない」

バーブラ・ストライザンドの「追憶」のラストにあるように、女は自分の信じる道を生きる。貧しい姿で街頭でビラを配る(ウーマンリブ~!)女の姿を見つけて男は感傷に浸り切なくなるけど、女はもう戻れないことがわかっているんだな。


80年代になると、これが当たり前のように女に支配される男が描かれる。<爆


映画・演劇シーン、オフブロードウェイものなんかも、このあたりから面白くなってくるよね~!


って、アメリカ人のジェンダーのお勉強にもなる、マイフェアレディー恐るべし。

(ま、そこまで気にしなくてもいいか!)


と言うわけで。

当馬王子の平方君は美しく正統派の王子様声で、名曲「君住む街」を爽やかに歌い上げてくれてるけど、若造だから全然報われなくて、イライザの回りをウロウロしてるだけ!


これが現代ならきっと、最後はイライザも新しい旅立ちに成長した彼と手に手を取って…だよねぇ。<笑


あとは芸達者なピッカリング教授の田山涼成さんと、今回初舞台のイライザパパ松尾貴史さん。


トークショーでさんざん田山さんが言ってたことは、アンサンブルさん達が素晴らしいってことt、松尾さんが本当に羨ましいってこと…<笑

あとは、寺脇さんが元気過ぎ、トイレ行くのもいちいち大声断り入れてくって)


「運が良けりゃ」もそう、「時間通りに教会へ」もそうだけど、酔っぱらって気持ち良~く歌い上げて、最高の厚みのアンサンブルコーラスにのっかって、劇場中から手拍子が付いて、人物としても若い子と幸せになって…


パパ世代のバイプレーヤーさんなら、絶対やってみたい役じゃないのソレ!<わかります


キリヤンは、Wキャストらしく「皆さんの半分しかイライザを生きられない、東京のあと4回を大事に大事に、皆様にお目に掛けられるように頑張って演じたい」というような事を仰ってて…


まとぶんも綺麗だろうと思うけれど、今度の舞台はじっくり一ヶ月演じて欲しいなぁともファン欲が沸く、素敵で余裕なイライザでした。

<だってキリヤンだも…