オフ・ブロードウェイで6ヶ月のロングラン公演だった音楽コメディーの再来日。
「生ピアノ2台による演奏をしつつ、爆笑コメディーを繰り広げる極上のエンターテイメント」
って。
私のようなもんの為にあるよな舞台じゃないか!
<そうですピアノオバサンです
オリジナルキャストでの来日は最後ということで、もちろん行って参りました。
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ピアノを習ったことのある全ての子供や大人に観て欲しいよなエピソードの数々が堪らない~♪
音楽は「愛と祈り」なのは建前で…
本当は「痛みと苦しみ」から出来ている。
その先にあるものを探して、人は頑張るのね。
ああ、もう子供に教えるって大変、しかも世界中先生の言うことは同じ。
楽典を習ったことのある人が観れば、本当に腹抱えて笑うシーンが連発されてる。
二人でお互いの沢山の先生、教授を演じつつ、瞬時に入れ替わって生徒になって…
音程の質問をしつつ「鍵盤を見ないでっ!」とか。
所謂、いちと~に~と~、の拍子、アフタクトの取り方とか。
アルアルが在り在りすぎて大爆笑!
<知らない人はポカンだろーな
十代のソッチばっか考えてる男の子に
「ショパンはねぇ君、もうこんな気持ちイイことしたことないっ!っていう気持ちで弾きなさい」って。
<官能ですね爆
二人の青年がピアニストとして、人として成長してゆく様を切り取ってテンポ良く見せてくれて。
その間にはもう怒濤のクラシック音楽の演奏が!
誰もが練習するアノ曲この曲。
モーツアルトを弾く時のメトロノームのカチカチ音。
そうです、ピアノ弾きの私達はモーツアルトを聞くと、頭でメトロノームが鳴るんです!
<すご~く違和感なく聞こえたので泣けた!
何年も、何十年も聞いてきた音。
自分の人生の大事な時間の全部を犠牲にして成り立つ芸術。
人間としての成長と挫折。
夢を託しつつ、複雑に嫉妬する親の思い。
なんだかね、子供に音楽やらせてる全ての家庭にありそうな…
で、ラストは名演奏家になるわけじゃなくて…
そう、そこが切ない。
だからこそ、このミュージカルは受けたんだと思う。
ピアノを弾く世界中の人の99%が胸に抱く「切なさ」が。ガツンとラストに表現されてるから。
あと、途中で(ティーンエイジャーの頃)ロックやジャズに目覚めて転向しようとして、ジャズの先生にレッスンを受けるんだけど…
その辺りの「クラシックを弾く人のジャズ」が、もの凄くその微妙さを上手く弾いてるんだよね!
カツカツと弾いちゃう、フリーのフレーズも作られたようなよそよそしさ。
<もちろん先生にこっぴどく指摘されちゃう
そんな、あまりに繊細な演奏、特に下手に弾く所!
圧巻のピアノ演奏だった。
※あんな酷い「マイ・ファニー・バレンタイン」を聞いたことがないよ!
字幕は微妙と思っていたけどそれも杞憂に終わったって良かった。
タイミングも良くて、すんなり世界を楽しめて。
(カウントを、いちに~さんし~とか日本語も入れて爆笑)
早口の所なんて、字幕+演技で想像しちゃうのも面白い。
コンテストでの駈け引きとか、お互いの課題曲、フリー曲を聞き出し、その場で「あ~…ね!」などと鼻歌でサラサラっと歌って、引きつった笑いをするとこなんて、ショパンの何番はコレってすぐ解る人だけの面白さ。
ラストの長い演奏も圧巻だったし。
アンコールで弾いてくれたバッハの連弾曲「羊は安らかに草はむ」とか、もう私もやったよ!みたいなポピュラーな曲ばかり。
もちろん、ビリージョエルの「ピアノマン」とか、「炎のランナー」とか洋楽ファンも楽しめる内容。
いろんな人になって歌って、すぐさまピアノ弾き始めて。
キャストの二人を本当に尊敬する。
昔、中村紘子さんが「ピアニストという蛮族がいる」って本を書いたけど。
まさにこの二人も、オソロシイ蛮族だよね。
こんなに演技と歌の上手いピアニストのいるアメリカって凄。
日本で日本語で早口でやったら、どんなに面白いだろう、って想像しちゃった。
ヅカとかではみんなピアノ習ってるから、ピアニストの役でオケバックにソナタをバーンとワンフレーズでも舞台上で弾ききる役者さんは沢山いるけど…(麻路さきさんとか有名だよね)あと、ゲゲゲの人とか、音大出の女優さんは何人かいるけど…
一般の役者さんで、ピアノマンの人って…林隆三さんくらいしか知らな…爆
誰か、やる人いないかな!