思い出してください、3年前コロナ禍で練習試合ができなかったことを。

今年高校3年になる子は、3年前は中学3年生。

クラブユースもリーグ戦前期は中止だった。

それでも高校は選手を選ばなけければいけない。

強豪高校は夏くらいまでに選手の確保をしている

と思う。そうなると評価は、2年春くらいまでに

目立っていた子、J下部から昇格しなかった子をピックアップしなければならなかった。中3春から夏くらいから急激に伸びた子を見逃している可能性が十分あるはずだ。


今年は高校1、2年が結構活躍していたなあと感じられている人も多いかもしれない。それはそうなのですが、今年卒業の高校3年はコロナ禍で高校1年という高校サッカーの基礎を作る大事な時期に思うようにトレーニングが出来なかった可能性があると思っています。だから下の学年との差が例年よりもなかった。中学生と高校の強度は全然違うと思いますが、高校サッカーの強度に慣れるのに時間がかかり、成長が鈍化傾向だった可能性もあるのかなあと。高校3年と2年って本当だったら体力差があるのに例年よりその差が少なかったのかと。だから高校1、2年が活躍している高校が、今年も強いとも言い切れないと個人的には思っています。

今年の高校サッカーは、ぜひいままで注目が薄かった高校にも頑張ってもらいたい。

強豪高校と強くない高校の個人単位で考えたら差なんかほとんどない、といっても言い過ぎではないから。あるのは自分達を勝手にラベリングして強い弱いを決めているだけだから(たぶん)。

大学指導者のみなさん決して横着しないでくださいね。今年は強くない高校での掘り出しもの獲得のチャンスですから。


高校サッカー、ジャイキリ・下剋上に期待。

もちろん運もあるし、

やってみないとわからないけれど、

勝ち負けって、選手、監督コーチ、保護者、OBOG、卒業生他学校全体の『勝てる』と思う自信の総和で決まるかも。

って思っている今日この頃です。