玉掛けってなんで『タマガケ』というのでしょう?
というか、そもそもみなさま、玉掛けってご存知ですか?
クレーンなどでものを吊るとき、吊るための用具、吊り方の選定をし、実際に吊り具を掛け、荷物を目的地まで誘導、所定の位置に置き、安定確認の後吊り具を荷物から外すまでの一連の作業のことです。
いよいよ仕事での必要性に駆られ、今週、その資格取得のための講習に参加いたしました。
重量物を安全に取り扱うための資格講習ということで、学科に力学の講義があるのですがとにかく駆け足の説明で、中高生時代に躓いた人にはツライやろうな~と思いました。
(しかも、受講者はやたらイカツく眉毛の整った、思春期に学業に躓いてそうな人がウヨウヨ…←偏見です)
講義中の彼らの死んだ魚のような目に、高校生の頃、全く先生の設問に答えられず
「ま・み・む・め・も、どれや?」
という先生の謎のヒントにさらに混乱した、かつてのオノレの姿を見た次第です。
懐かしいな~
そして、その力学の一端に概算質量の算出という項目がありました。
世の中のすべての物品の質量が予め分かっているわけではないですからね~
寸法を目測して体積を計算して、材質に応じて比重を掛けるという、至極オーソドックスな手順ですが、体積計算を容易にするための『略算式』というものがあります。
例えば
円柱なら 直径^2×高さ×0.8×比重
球なら 直径^3×0.53×比重
…って、なんだその0.8とか0.53は!どこから来たんだ?
ということで、計算してみましたところ(課程は長くなるので省きます)、円柱では円周率π=3.2、球ではπ=3.18として計算されているようです。
なかなかアバウトです。かつて、ゆとり教育のカリキュラム編成(小数の掛け算より円周率の方が先に出てくる)上の制約で「円周率はだいたい3」で教えることになるんでないの?的な論争があったことなどを思い出します。
学問としての円周率は、人生で一番初めに出逢う割り切れない数字として大切に扱って欲しいのですが
「このブツなんぼほどでどのワイヤー(あるいはスリング)で吊ったらええのや」という実用目的では、誤差がそこそこ少なく、かつ下ブレしない(目測が実際の質量を下回っているとキケンなため)値としてはこんなもので充分なんですね。
そんなわけで、球(タマ)にかけるπはだいたい3.18でした、という、全くオチのない話でした。
え?で、資格はとれたのか?ですか?
おかげさまで、無事取得できましたよ。
さ、次はクレーンの運転免許だな。
って、オレ、どこに向かってるんだろうな…