琳派というのはざっくりいえば特定の技法や表現傾向の書画陶芸家を一括りにまとめて呼ぶ呼び名なのですが、狩野派、円山派のような師弟制で摸写を基本として受け継がれた流派とは違う特色を持っています。
それは、個人的なリスペクト(私淑と言うらしいです)によって時空を越えて受け継がれた一派であるということです。
そのルーツは桃山時代、本阿弥光悦や俵屋宗達といわれております。

「風邪ひいてまんねん」でお馴染み風神雷神図屏風などが有名です。
江戸時代に入り、宗達にシビれ発展させたのが、琳派の呼び名の由来ともなっている尾形光琳、乾山兄弟。

で、江戸時代後期に光琳にシビれ、江戸的粋のエッセンスを加えたのが酒井抱一。

そして、開国で海を渡ってこうなりました。

クリムトは、光琳にシビレすぎて、金箔貼りの技術をイチから学んでしまったそうです。立派な琳派と言えましょう。
途中をはしょりまして、昭和にはこんなにモダーンに。

この作品を描かれた方(名前忘れちゃいました)は、21世紀までご存命だったそうです。手を伸ばせば届きそうな近い時代に琳派と呼ばれる人がいたことを、今回初めて知りました。
先達へのリスペクトを胸に、確かな技術と卓越した表現で創作し、周囲から「琳派や!」と言われるような新しい作家さんに、これからも出会えるでしょうか。
(オマケ)
ダメな庶民は、こんなものを見てもちょっと琳派っぽいかも?と思ってしまうこともあります。

…なんだかな。