一度にたくさんの量を作るので調理器具が大きい。
炊飯器、保温器、鍋、やかん、ザルやボール等
すべて特大サイズだ。
夕方4時くらいになると、炊事場は給食室、
母は給食のおばさんのような状態になる。
母の料理は豪快だった。
というか豪快にならざるをえなかった。
調味料は目分量。
一升瓶に入った醤油や酒、みりんは片手で持って
親指で口を半分押さえて回し入れる。
煙にまかれながら魚を焼き、
腕にやけどを負いながらイカゲソを揚げる。
わたしはお使いの他にも手伝えることがあれば手伝っていた。
幼い頃はできることが限られていたが。
さやえんどう、いんげんの筋とり
枝豆を枝からもぎ取る
グリンピース豆剥き
そら豆の皮とり
豆ばっかりだな・・・。
ごぼうの皮とり(包丁の背でこそぐ)
たまご殻割り
こんなところかな。
無心でちまちまやるのが面白かった。
全部できると達成感も味わえた。
そうそう、一度、米砥ぎを手伝おうとして、
米の中に腕を入れたら、微動だにできなくて
ビックリしたことがあった。
母は一体これをどうやって研いでいるんだろう?
母の手はグローブのようにごつかった。
母が言うには、飯場の炊事や掃除のせいだとか。
あの米を研ぐのに進化したのかもしれない。