父・・・建設業 総合鳶の親方
母・・・親方の嫁業+三人の子供の母業
+飯場の管理(飯炊き、掃除、経理)
若い衆(従業員)
鳶1・・・ぶーちゃん
鳶2・・・ばらしゃん
鳶3・・・えいじあんちゃん
以上3人がハツカネズミと呼ばれるうちの精鋭。
鳶4・・・りきさん
鳶5.・・・くろさん 他
これに鳶のアシスタント(見習い)をする鳶手元、
穴掘りなど土木作業をする土工が加わる。
(土方は差別用語ということで、うちでは土工と呼んでいたが
調べたところ、どうやら土工も差別用語のようだ。)
給料は土工<鳶手元<鳶の順に高額になる。
筋のいい人は順を踏まなくても、いきなり鳶になることも稀にある。
母のサポートとして、飯炊きや事務員を雇うこともあった。
さて、求人広告を出すわけでもないのに
この人たちはどこからやってくるのか?
父は、よく「山に行って来る」と言って出て行き
たくさんの人を連れ帰ってきていた。
わたしは父がなんという山に行っているのか、
どんなところなのか、不思議でならなかった。
山谷という町に連れていってもらう日まで。