店長です。



 3万人近い犠牲者を出した大震災から約10ヶ月経過しました。



 東北の陸前高田市には、震災の前年にバイクツーリングで遊びに寄った、写真館を経営する私の学生時代の友人がおり、震災直後からなかなか連絡も取れず随分心配しました。
 結局友人自身は無事でしたが、ツーリングの時にお伺いしてお話もした奥様とお嬢様が
津波の犠牲となって亡くなられたと聞き、やっと連絡が取れて最初に話した時には
掛ける言葉も見つかりませんでした。

 彼は本業とは別に、地元の消防団長も勤めていたので、現地の様子を聞きながら
私も何か出来る事から・・と考え、


Warm&Safeの社長と相談して、現地で医薬品の輸送などを行なっているボランティアライダーに
  ヒーテッドインナーを応援物資として送ったり (http://www.warmsafe.jp/jisin.html)、

友人の経営するスポーツ用品店にもお願いして現地の少年達に野球用品を贈ってもらったり、

夏には弊社で取り扱っている「ハイパークール」製品を、メーカーの協力も取り付け

  友人の消防団宛に1,000着ほど送る事も出来ました。 (http://www.hyperkewl.jp/


 しかし、なかなか自分自身が直接見舞いに行けるチャンスが作れず気がかりだったのですが・・・・・
やっと何とか時間を作る事が出来、東北道を一気に北上して気仙沼経由で陸前高田に
行く事が出来ました。

  ちょうど成人式のシーズンで、友人(本業は写真館の経営)は忙しくしていましたが、元気そうで
安心しました。

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  国道から通りすがりに私が撮影した気仙沼の今の状況です。

  子供達が遊んでいたり、犬の散歩をする人がいたり、表面的には落ち着きを取り戻していますが、
街中にも未だ多くの車両や船が放置されたままで、手付かずの廃墟が至る所に有ります。



      
      
  
      

     
  
     



 そして 陸前高田市の現状 です。
 街は消滅してしまい、ガレキと原野になってしまいました。

    



    






  見ているだけで、ハラハラと涙がこぼれて来ます。

  復興に向けて、この先どれだけの時間とエネルギーが必用なんでしょうか?



  右奥の白い建物と、後方に見える山の稜線から同一場所だと判るかと思いますが
震災の前年にツーリングで訪れた時に撮影した陸前高田駅前商店街での写真と
同一場所で今回撮影した写真を並べてみます。

  とても同じ場所とは思えませんが、これが現実です。


   
                    ↑ 同じ場所です。 ↑