バリヒンズー教の旧正月「ニュピ」 | バリ島のプトゥリブログ
今年は 3月31日です。

月の満ち欠けを基準とする、

バリヒンズー教サカ暦の元旦

「静寂」を意味するこの日は1年のうち

最も暗い夜(新月の中で最も暗い)、

空が晴れていれば夜空が最も美しい夜
ともいえます。




どんな日?

ニュピは、サカ暦の第十月の朔日(ついたち)、

10番目の新月の前の日にあたり、月のまったく

見えない日で、だいたい毎年、西暦の3月が多い。

ニュピの前日には、この地上にいる全ての悪霊を、

根こそぎ追い祓い、島中清めます。


この日は…

★光の出るものを使用してはいけない

(夜間・電気、光線が出る電化製品も使用禁止)






★火の使用禁止 




 

★家屋からの外出禁止 




 

★ヒンズー教徒は断食する人も・・・

 

ニュピの前夜には毎年、「オゴオゴ」という、

リアリティーのある超~怖い顔の悪霊・鬼を模った

巨大なハリボテ人形を担ぎ上げて村々の四辻で

引き回します。「オゴオゴ」は各村の集会所で

ニュピの1か月前くらいから大道路沿いでテントを

張り、作り始められます。小さなものは1m

大きなものは3mくらいのものまであります。

若者や子供達は「オゴオゴ」づくりに熱中し、

興奮するのです。近年は「オゴオゴ・コンテスト」

などが行われたりしています。






バリ島に居る全ての人々(外国人観光客含む)
は外出禁止を義務づけられます。バリ島にある、
国際空港も、飛行機の発着は禁止され空港は

クローズとなります。
叫び



ニュピは外出禁止なので、外国人観光客

には「タイクツ~sleepなんて思っているかたは

ニュピをあなどってはいけません…


昼間は

ホテルの中ではプールでのんびりすごし、


夕方は

早めのお風呂。そして夕涼み・・・うちわ


真っ暗な闇夜の中に浮き上がるヤシの木の

陰の上には、バリ中の空にある星がはっきり

と見えるんですよ。夜空

*。゜+゜。*(●´)+*。゜+゜。*

 


なにせこの日は一年中で一番暗い新月の日。星空

星の数が多すぎて星座を判別するのが難しい

くらいです。自然と宇宙と自分を融合しちゃうん

です。バリ島でニュピを味わうことになったら、

「あぁ~つまんない」などとお部屋にこもってないで、

テラスやホテルのお庭に出て空を見上げてみて

下さい。空を見上げるだけでなんともいえない

日本では体験できないスピリチュアルな体験が

できますよ。流れ星があればはっきり見えますよ。


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