胡錦涛国家主席が日本の常任理事国入りを否定しなかったことが、あちこちで良い受け止められ方をしているようです。
朝日新聞
今まで日本の国連常任理事国入りに対して確実に足を引っ張り続けてきた中国。
中国は国連常任理事国ですから、最終的に拒否権を行使できるから。
今回、その中国の最高権力者の主席が常任理事国入りを否定しなかったことは、一見良いニュースに見えますね。
しかし、本当にそうでしょうか?
中国の対日政策は、江沢民以来一貫して歴史問題を突きつけること。
日本人はGHQに植え付けられた戦争への贖罪意識によって、歴史問題を突きつけられると相手を選ばず黙ってしまうからです。
中国の国益を考えれば、江沢民の執った手法は誠に正しい。
今回胡錦涛はその歴史問題を出さず、会談は穏やかなムードで進んでいるようです。
それどころか日本の国連常任理事国入りを否定しないなんて・・・。
一部の日本人が喜ぶのも無理はないかもしれません。
が、中国の反日教育や南京大虐殺記念館の拡大工事は止まっていませんね。
そして中国は国連常任理事国として日本の常任理事国入りに対して拒否権を持っています。
つまり、胡錦涛の発言はリップサービスではなく、日本を黙らせるカードなのです。
胡錦涛は日本の常任理事国入りを左右できる立場を利用して、チベット人権問題や毒入り餃子事件へ言及する姿勢を弱める策を執っただけなのです。
おそらく、北京オリンピックが終われば、常任理事国入りに反対する姿勢に戻るでしょう。
日本側は為す術がありません。
結局は、今まで通りです。
中国は長期的な視野で外交に臨んでいます。
日本のそれとは比較になりません。
要するに、中国は国益にかなうならば、時は強く、時には優しくなるのです。
それも露骨にね。