韓国人の勘違いではないかと思うんですが。

朝鮮日報・社説
【社説】国際競争力、飛躍する中国・インドと地をはう韓国

多くの韓国人は、今の韓国の繁栄のほとんどはが「我々の努力の結晶。」であって、他国の影響はごく一部だと考えています。
実際、韓国人に直接尋ねてみても、概ねそのように答えます。
確かに、韓国人は基本的に勤勉ですので、努力の結晶という表現が完全な誤りとは言えません。
しかし・・・
努力とは具体的に何をどんな風に努力したのか?
資源も金も技術も無かった韓国が、なぜ世界経済12位にまで発展できたのか?

韓国人は「我々の努力の結晶。」という漠然とした表現で済ませ、あまり疑問を持たないようです。
つまり、自分達が成功した原因を解明しようとしないし、実際に質問しても明確な返答がありません。
知りたくないのか、それとも知る由が無いのか・・・。

日本には古くから高い技術があります。
これは江戸時代などの長く続いた平和な時代のおかげで、ひとつの技術を極限にまでじっくりと磨く余裕があったためです。
さらに日本は資源貧国のため「勿体無い。」という物を大切にする観点も技術向上に大きく作用しました。
一方、韓国は日本と同じ資源貧国でありながら、高い技術は育たなかった。
理由は単純で、わざわざ苦労して高い技術を磨かなくても、宗主国から輸入すれば済むから。
つまり、中国から優れた技術や物品を輸入するだけで、事足りたのです。
ただ残念なのは、中国は19世紀頃には完全に衰退し、後進国に落ちぶれていたこと。
中国の技術や文化の向上が止まることは、朝鮮のそれが止まることと同義です。
気がつけば、中国の足並みに合わせて朝鮮も後進国に落ちぶれていたのです。

では、なぜ現在の韓国が日本と同じ技術立国として繁栄できたのか?
韓国人は「基本的に我々の努力で、他国の援助はごく一部だ。」と言いますが、これは逆です。
「基本的に他国の援助で、残りは韓国人の努力。」が正解。
詳しく書くとこれだけでかなり長文になってしまうので省略しますが・・・

  まず、アメリカの金銭や物資の援助が国家の骨組みを作り、

    さらに日米の金銭・物資・技術援助が産業発展の基礎を作った。
そして、この上に韓国人の努力があり、今日の韓国経済があるのです。

97年のIMF危機以降、韓国人の努力で韓国企業の技術力は世界的に認められ、それまで日本の十八番だった分野で大活躍しました。
彼らは「これも韓国人の努力。」だと言いますが、残念ながらこれも誤りです。
日本と韓国は、同じ資源貧国で技術立国。
経済システムも大まかに似ているし、競合する分野も多く、諸外国からは双子国家のように見えるかも知れません。
しかし、決定的に違うことがあります。
それは、「基礎技術を持つか、持たないか。」の違いです。

日本企業を支えているのは、長年にわたり積み重ねた知識と技術と経験です。
日本の企業は、市場独占は許されず、国内企業の競争はかなり激しく、常に競争力を向上させなければならないという、ホッとする暇がない環境でがんばっています。
一方、韓国は3つの大財閥を基本とした経済システムで、独禁法などはあるが日本ほど厳しくなく、企業同士の競争も日本ほどではありません。
つまり、韓国企業にとって最大のライバルは日本企業となるわけです。
が、韓国企業は基礎技術を持たないため、完成品の中核部品などは日本の企業から輸入せざるを得ません。
結果、日本企業に原価率でどうしても勝てず、沢山売れれば売れるほど同時に日本企業も潤う構造です。
韓国はさぞ頭が痛いことでしょう。

韓国にとって、さらに頭の痛いことがあります。
日本のシャープ株式会社が、亀山工場を建設し開発・生産を開始したことです。
韓国の大企業であるLG電子やサムスン電子は、シャープの下請け会社を巧みに利用して最先端情報を盗み、開発・生産していました。
シャープが多額の資金を注ぎ込んで開発した情報を盗むことでコストを抑え、低価格を武器に世界市場で猛進していました。
突然の韓国企業の猛進ぶりに疑問を持ったシャープの経営者達は、長い時間をかけて自社情報漏洩の仕組みを突き止め、これ以上韓国企業に情報を盗ませないために完全ブラックボックス化した亀山工場を建てたのです。
亀山工場が稼動した途端、最先端技術を得られなくなったLGやサムスンの開発は止まり、生産速度は遅延し続けました。
シャープはさらに亀山第2工場を建設し、より大型の液晶パネルの開発・生産を開始しています。
現在、液晶パネルにおいては、シャープの完全な一人勝ち状態です。
他の企業もシャープの成功に見習う格好で、ブラックボックス化した工場を建設し、開発・生産を始めています。
(松下、東芝、日立、ソニー、パイオニアなど)
これらの結果、日本企業と競合する韓国企業はますます収益を上げることが出来なくなり、多くの企業が赤字に転落しています。

話を戻して・・・
朝鮮日報の社説は、韓国の競争力を危惧している趣旨のものです。
確かに、韓国企業が単に力をうまく発揮できないだけなのならば、早々に何らかの手を打つべきでしょう。
しかし、実際はどうでしょう?
韓国の企業は、産業スパイで儲けていたのでは?
その最たる証拠がシャープ亀山工場では?
他の基幹産業、例えば半導体産業でも シャープvsLG と同じことが囁かれていますし、自動車産業もその発展速度に比べ未だにまともなハイブリッド車が作れないことを見ると・・・疑うなというほうが無理でしょう。
つまり、韓国の躍進は本当に自力ですか?と思ってしまうわけです。

最後に私見ですが、韓国の競争力が落ちたのではなく、本来の立ち位置に戻りつつあるだけだと思われます。