自動車博物館の続きです。

スペックその他はン十年前の記憶に頼ってますので、間違い&勘違いがあったら、ご指摘をお願いします。

さらに思うがまま書いているので、かなり長文になると思いますが、ご容赦ください。



まずは「ロータスヨーロッパ」。

最近ロータス社から同名のクルマが復活しましたが、スーパーカー世代、特に「サーキットの狼(←池沢さとし先生著。このマンガで少年ジャンプを読むようになりました。)」世代にはこっちでしょう。

クルマの性能よりドライバーのテクニック、クルマのパワーより車重の軽さ…。

そんな価値観を僕に刷り込んでくれたのが、「サーキットの狼」に登場した、このロータスヨーロッパ&主人公の風吹裕矢(ふぶきゆうや)。

いまだにクルマのスペックを見ると、パワーウェイトレシオを計算してしまうのは僕だけじゃないと思います。

ちなみにロータスヨーロッパは、最高出力が120ps、車重が740Kgだったと思うので、パワーウェイトレシオは6.1…。

考えてみると、今の軽自動車より軽いボディ(FRPですよ!)に1600ccのエンジンを載せているわけだから、遅いわけはないですよね。

それでもさらに高性能なポルシェやフェラーリにレースで勝ってしまうのですから…。

風吹裕矢は僕の憧れです。


ちなみにエンジンはシートの後ろ、つまりリアミッドシップなんですが、その割りにノーズが長いんですよね。

当時のスポーツカーのロングノーズ&ショートデッキを意識したデザインなのかな…なんて思ったりします。




続いてフェラーリディノ246GTS(黄)、246GT(赤)(「ディーノ」と表記されることが多いようですが、当時は「ディノ」でしたし、確か「フェラーリ」がついていた…ような…、だからここはそのまま…。)です。

「ディノ」は、若くして亡くなった、エンツォ・フェラーリ(フェラーリの創始者です。)の息子の名前…というのは有名な話ですね。

12気筒ではなく6気筒だったがゆえに「フェラーリ」を名乗ることができなかったという逸話も残っていますが、ほんとは息子の名前を冠したほどの思い入れのある「特別な」モデルであるがゆえに「名乗らせなかった」のじゃないか…って僕は思ってます。

…S2000にType-Rが設定されないのも同じ理由かも知れませんね(←極めて個人的見解です。)

246GTSの方はルーフがタルガトップになってて、展示車は取り外されていました。

画像が暗くて判りづらいのですが…。



で、もう一台の赤い246GT。

レース仕様でバンパーなどが取り外されてますが、これがカッコいい!



吹風裕矢は、流石島レースにディノを「大」改造した「ディノレーシングスペシャル」で出場しましたが、個人的にはこちらの方が格段にいいのに…と思ってしまいました。

ちなみにこの博物館で一番多くの時間を掛けて「ガン見」したのがこのディノでした。


続きまして…。

「ランチアストラトス」!


前出のディノのエンジンをリアミッドに搭載した、ランチア社がラリーで勝つために世に送り出したクルマです。

「ストラトス」は「成層圏」の意味。

ネーミングのセンスも抜群ですね。

奇抜なスタイルと裏腹にラリーのみならずレースでも大活躍し、タミヤから出てたシルエットフォミュラーのプラモデルを何台も作った記憶があります。

アリタリアとマルボロのカラーが鮮烈に記憶に残ってますね。

吹風裕矢もこのクルマに乗ってて、日光レースにもシルエットフォミュラーで出てました。


今回の3台は「サーキットの狼」の吹風裕矢が乗った(「駆った」の方がいいかも…)クルマ達。

スーパーカーブームの時には、カウンタックや512BBと比べるとメインになるようなクルマではありませんが、実際にステアリングを握ったら、この上なく楽しいクルマ達だと思います。


以上「四国自動車博物館」でした。


四国自動車博物館のHPはこちら。(うまくリンクが貼れなくてすいません。)

  ↓

http://www.vistanet.co.jp/museum.htm

展示されているクルマ達をより美しい画像と詳しい説明付きで見ることができます。

お近くの方はドライブがてら是非おいでてください。

「実物」は鳥肌モノです…。