【質問】

先生のコラムをたくさん読ませていただきました。
私は今うさぎを飼っているのですが、考えることがいっぱいありました。
ありがとうございました。
うさぎは、始めのうちは小屋で飼っていたのですが、すごく出たがるので、
家の中で放し飼いをしていて、もう小屋にもどらなくなってしまいました。
家は荒れ荒れです^^;
やはり、かわいそうですが小屋に入れるべきなのでしょうか?



という質問を受けました。

ウサギさんと、どのような生活を望んでおられましたか?
また、これからどのような生活を望んでいますか?

自然の動物は、”自由だ!”という方がおられますが、本当にそう思われますか?
自然という、”自由”のなかで、見えないルールや、外敵、環境 など、、、それぞれの動物たちが好き勝手に生きているわけではないことは、誰の目にも明白だと思います。

ウサギは、群れの動物です。(オス一匹にメスが数匹というハーレムです)
つまり、群れを成すということは、群れにはルールが存在するわけですし、また、生活環境の共有とほかの群れとの共存もあるわけです。

つまり、放し飼い=自然に近い ということではありません。

今のわれわれの生活は、電化製品にあふれ、コンセントやコード、また、ガスの管など、ウサギが、咬んでしまうのに適したものがたくさんあります。 電気コードをかじるウサギは、少なくありません。
安全でしょうか? ウサギを守ってあげられるでしょうか?

例えば、あなたに赤ちゃんが生まれたとき、ベビーベッドやベビーサークルに、寝かせることになると思います。
それは、なぜでしょう。  赤ちゃんを守るためです。

赤ちゃんがはいはいができ、歩くようになったとき、赤ちゃんがぐずるから外に出たがるからといって、自由にさせますか?
それで事故が起こったら、、、赤ちゃんだけでなく、あなたの心も傷つきます。

犬や猫も、サークルやクレート、部屋に閉じ込めるのはかわいそうだ  ストレスがかかる という方が少なくありません。
本当にそうでしょうか?

人間社会で動物が生きていくうえでのルールやマナーは、動物は自分で学習できません。
教えてあげなければならないわけです。 また、制限することを教えることも大切なことです。

本当に小屋に入れることがかわいそうなことですか?
ウサギは、本来、土に穴を堀り、狭い空間で、外敵と、外環境から身を守ります。
トイレも、決まったところにするのが習性です。

それができないということは、かなり不自然な生活をウサギがしている、つまり、むしろそれがストレスになっている可能性だってあるわけです。

閉じ込めぱなっしにしなさい  といっているわけではありません。
当然、一緒に遊んだり、部屋の中に出すことは必要です。
部屋の中に自由に動き回ることが、自然なことでもストレスがかからないということでもないのです。
部屋の中に出すときに、一緒に遊んだり、ご褒美を上げたり、常に、あなたと係わり合いを持つようにすれば、ウサギの行動はあなたが把握することができますし、安全も確保できます。
 
放し飼い  は無責任で危険なのです。

部屋に放すときは常に、ウサギを見守る事が大切です。
赤ちゃん、子供のときに、サークルや小屋で動きを制限し、放すときは常に目を光らせ、コミュニケーションを欠かさずにおこなえば ”管理化においておく”、大人にってからは、手がかからなくなります。

犬も猫もウサギも、多分”人”も(笑  、赤ちゃんや子供のときに、「かわいそう」といって、”自由”という言葉を借りて、放任すると、結果的に、大人になるに連れ、行動や行動範囲を制限せざる得なくなる可能性がとても高いのです。

社会化をさせること、、、ルール、マナーを教えることは、人間社会に引きずり込んだ私たちの責任だと考えています。

長くなりました。
解決策ですが、、、その子の性格や貴方の生活環境とリズムとウサギとの共有時間などによって方法がかわります。
小さく動きを制限するだけでは、問題の解決になりません。 新たな問題を抱えてしまう危険性があるからです。

かかりつけの動物病院に、まず、ご相談してみてください。
良い解決策のアドバイスでないと思ったり、実施不可能な解決策であれば、ウサギの行動学を理解している獣医師のいる動物病院にセカンドオピニオンとしてご相談されたら良いと思います

最後に、、、貴方が、ウサギとどのような生活をイメージされていたか、これからどのような共同生活をされたいのかが、一番大切なことだと思います。
トラブル・問題を抱えてから相談するよりも、問題を抱えないように相談するほうが、飼い主さんにとっても動物にとっても、獣医師にとっても楽で、ストレスのかからないものだと考えます。

ウサギの生態を、もう一度、勉強してみてください。
そうすれば、解決策も予防策も見えてきます。 
感情や、思い込みをしないよう、かかりつけの動物病院・獣医師に、相談して確認してください。

きっと、すばらしい共同生活が送れると思います。



友人であり、患者さんである F さんから、

「愛犬の もも ちゃん(パグ) を散歩してたら、近所の人から”かわいそう”といわれて困るの」
「服を着せるのは、だめって、クイント先生から、聞いてたし、私も、犬に服を着せるのはおかしい、と思ってたんだけど、会う人会う人、”みんな、寒そうでかわいそう。お宅のワンちゃんは服を着せてあげないの”っていわれるの。

どうして、、、服を着せてはいけないか? もう一度教えてもらえないかなぁ」   と、、、

他の患者さんにも、犬仲間に、

「服を着せないとかわいそう」

っていわれるんですって、、、寒くなると聞かれます。



このことも、昨日書いたことと同じで、みんな間違った情報を鵜呑みにしているか、、、

あるいみ、”洗脳” されているのかもしれません。


犬に服を着せるのは、  虐待   といっても過言ではないと思います。

ファッション遊びをするぐらいなら、、、まだ許せますけど。。。
(でも私は絶対反対!! 動物を擬人化するな!!  が信条です。 --偏屈爆発ですね。ーー苦笑)

ペンギンに寒いからって、、、服を着せますか?

そんなことをしたら、、、
かえって、体の本来の調節機能を邪魔させてしまい、体にとっては害になります。

いぬは 寒いのは得意ですが、暑いのは苦手です。
体から熱が逃げないようにするのは得意ですが、熱を発散させるのは苦手です。

寒いから震えているから・・・・・  本当にそうですか?
それは、寒さに反応して、身体が体温を守るよう働いている証拠なのです。

それを阻害していいことがあるか?

寒がりにしているのは飼い主で、犬のことなんて実は何も考えてないことになります。
自分が、満足することで、愛情を履き違え、有無を言わさずに着せてるだけですから。


あっと。。。過激になりました。

ちゃんとした説明は、また、おいおいと。

最後まで、読んでいただき感謝です。

とりあえずここまで。

ペットヒーターが売れているそうです。

でも、犬や猫やウサギにとっては、”害” 以外の何者でもありません。

ヒーターが必要なら、、、それは、命にかかわる重大事です。
すぐに、かかりつけの動物病院に 行きましょう。

ペットヒーターだけでなく、ファンヒーター、コタツ、ホットカーペットもおなじ。
その中でも、コタツと、ペットヒーターと、キッチンヒーターは、、、最も恐ろしい。

犬やウサギは、10~15℃ぐらいが一番最適温度です。
犬やウサギが本来過ごしていた環境を思い出してください。

「うちのこさむがりなんですぅ」   は、飼い主さんが寒がりにさせてしまったのです。

犬や猫やウサギは、体温が 私たち人よりも高いのです。
だから、抱くと暖かく、心も体も癒されるわけです。  あ、、、今回のことには関係ないですね。

そして、、、毛皮を着ているわけです。 
さらに、、、汗がかけません。

体温を下げるのは苦手ですが、体に地区熱するのは得意なのです。
少し動いたり走ったらすぐに、体温は、40度前後になります。

それを、、、外から強制的に熱を加えたらどうなりますか?

体温の調節機能は麻痺を起こし、また、調節を狂わされ、 
体温を下げることができないどころか、体温を上げることも、スムーズに行えなくなります。

そして、抵抗力が低下したり、低音やけど、乾燥性の皮膚炎、ひどい場合は熱中症や血小板機能異常を起こします。

冬なのに、熱中症。   笑い事ではないんです。  そういう子が増えています。

体温が保持できるようにしてあげるだけで充分なんです。
むしろ、そのほうが、体にとって、免疫にとってはいい。

体温調節をする、、、、それがホメオスタシス

本当は、、、人も、部屋を暖めるのではなく、日本の昔ながらの局所暖房や厚着をするほうがいいそうです。
私も、部屋を暖めてしまいます。  
人は、火を手に入れ、寒さをしのぐようになりました。

ただ、動物は、自分で火を扱うことができないことを思い出してくださいね。

自然が一番いい!!  なんて、言っている人に限って、 服を着せたり、おやつあげたり、ヒーティングしてるんですよね。
矛盾してるでしょっ  て。

ではでは。